内容説明
優秀な兄達の“おこぼれ”で女王即位が決まったレティーツィア。そのためレティは兄達と【とっても仲が悪く】なければならず、理解不能な兄妹仲に、レティの騎士・デュークはやきもきするばかり。そんなある日、呪いの魔法陣が王宮内に描かれる事件が発生! 次期女王たる自分への挑戦かと怒り狂うレティだが、浮かび上がった犯人像は――え? グイードお兄様!? 最強女王伝説、驚愕の第2弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
42
1冊1騎士叙任というわけでなく、いい意味で期待を裏切る展開。アストリッドをナイツオブラウンドに入れればいいのに~とか、信頼度が高いあまりに男性扱いされてないデュークとか、グイードの複雑な苦悩とか、兄2人より妙な黒さで目立つ弟レオンハルトとか、内容盛り盛りで楽しかったです(笑)。2012/09/01
まりもん
33
前巻よりグイード王子の出番が多かったので、結構兄達とレティは仲が良い部分が見られた。グイードの弱みを握ることができたけれど、フリートヘルムの方は王としての資質が高そうなのでレティはまだ頑張らないといけなさそう。フリートヘルム王子が良い兄だとしてもバックの侯爵が何かしそうだしね。あと2番目に希望している騎士も気になるのでなるべく早く続きを読みたい。2013/01/20
JUN
28
相変わらずなレティがかっこよいです。 兄弟姉妹実は仲良しでした。というか兄が裏では妹溺愛な感じww 今回も面白かったー。2012/07/05
はなりん
26
2巻は次兄にスポットでした。実はそれぞれをすごく大切にしているのに、いろんなものを守るために対立を装っているっていうのが複雑で切ないですねぇ。冗談が通じなさすぎる次兄には笑いましたが・・・。キャラがはっきりしてきて、増々楽しくなってきました。それにしても、デュークはほんとに主従ですねぇ。ラブには進展しないのかしら??2012/10/14
秋製
25
シリーズ物。レティは苦労の末、デュークの信頼を勝ち取り、彼を未来の女王の「十二人の円卓の騎士」の第一席の座に着かせる事に成功。今回は、優秀さと半分継いでいる血の所為で対立を余儀なくされている「仲の悪い兄弟」と「それを諌めとりなす妹姫」の茶番のような面倒くさい兄妹の間柄が、ある事件の真相を惑わす結果になってしまう。レティの持つ秘密がもう少し解き明かされてきた。しかし、この兄妹達の表立った立場と秘めた兄妹愛に不憫さを感じ、そうしなければ無事に生きて来れなっかったという事情と事実に、少し背筋の寒い思いをした。2013/11/23