講談社文庫 囮同心 八丁堀手控え帖

著者名：稲葉稔【著】

講談社（2012/09発売）

• ISBN：9784062772204

内容説明

隠密廻り深見十兵衛は、遠山奉行から材木商付け火の調べ直しを命じられる。定町（じょうまち）廻りが捕らえた大工の卯之吉（うのきち）が自白を翻したのだ。だが、現場にいた左官は殺され、十兵衛の片腕の岡っ引き元太郎の下っ引きが水死体となった。狙われているのは、真相に近づいている証しなのか。黒幕をあぶりだすため、あえて敵に身をさらした十兵衛を標的に、火矢が襲う！　（講談社文庫）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[とし]

八丁堀手控え帖「囮同心」２巻。隠密廻り同心深見十兵衛さん、派手さはなく、奉行直属で動くのではあるが、定町、臨時廻りの先輩いに気を遣い、少し違った角度からみた隠密廻りかな。

2014/07/31

[ぶんぶん]

【図書館】シリーズ・第２弾！　ますます面白くなって来た。　同心が刺客に襲われるなど、ストーリーに迫力が出てる。　下手人が何んだか判らない、動機もそうだがモヤモヤ。　下手人が最後に出て来るのだが、こんな安っぽいので良いのかと思う。　続きがありそうなので、もう少し付き合いますか・・・

2019/06/16

[あかんべ]

主人公のハードボイルさがうりなのかな？孤独だなあ。手先も自前で間に合わず元同僚の本所まわりから借りたり。でも肝心な時には一人で罠にはまったり。何が楽しくて仕事をしているのか？あ、遠山の金さんの笑顔か！

2012/06/25

[なおり]

どんな人なのかは描写はあるが、主人公に魅了されない。決してつまらない話ではないのだけど。

2013/10/01

[ひかつば＠呑ん読会堪能中]

隠密廻り同心の第二弾は、奉行金さん直々の命令で火付けの真の下手人を探す話。主役の十兵衛、腕は立つようだが、頭はあまりよろしくないのか、迂闊な行動で簡単に相手の罠に嵌るなぁ。おまけに土下座までするってのはいくらなんでもいただけない。

2012/12/26