内容説明
母親との結束が異様に強い夫、老後の面倒をみるからと実家に甘える妻、フリフリの洋服を押しつける勘違いの義母etc……。有利なチャンスをつかもうと挑んだお見合い結婚、“愛の力”を信じて決断した恋愛結婚――それぞれの夢を欲をふくらませた結婚生活が、「こんなもんか」と思えるまでの、12のドラマチック・ストーリー。大ベスト・大ロングセラーを更新する超人気本!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほのぼの
39
無印シリーズ結婚版。「夫婦」を描いた12編の短編集。ひと世代前の作品だけど、現代にも通じる夫婦の日常ドタバタ劇。かなり笑えた。群ようこさんは確か独身だったはずでは…?どこでこんな面白いネタを見つけたんだろう。創作にしてはリアル過ぎる。独身の人から見れば夫婦って滑稽なんだろうな~。次は『無印不倫物語』を読んでみたい。2024/07/16
ちゃさち
23
マザコン夫、味気のない夫、維持費のかかる美人妻などユーモアに溢れていてよかったです。2017/03/30
Eriko M
14
結婚にもいろいろあるなぁっていう短編集。旦那さんが優しすぎたり、細かかったり、姑さんが大変だったり、旦那さんの友人がめんどくさかったり。 それでも、結論としてはどれもなんだかんだ幸せそうでよかった。 ★★★★☆2018/01/17
瑪瑙(サードニックス)
12
十何年も前に読んだものを再読。今読んでみても、誇張はあるにしても、「こういう人いるいる!」と思わずニンマリしてしまう。この本を読むと結婚って夢も希望もないみたいに思えてくるかもしれないけれども、あとがきに群さんが書かれてあるように「結婚したい人は結婚し、別れたい人は別れ、結婚したくない人はしなければよろしい。結婚しなければ人間として一人前じゃないなどといいう人はぶっとばしたいが、結婚してしあわせになりたいと思っている人は、それはそれでいいのである」という言葉に全て集約されてあると思う。2012/04/21
merry
10
出版されたのは1990年。今読んでも全く古くなっていないのにびっくり。結婚は人と人のつながりなんだな。2014/03/09