天空のミステリー

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天空のミステリー

  • 著者名:一柳廣孝/吉田司雄
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 青弓社(2014/07発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787292049

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内容説明

人はなぜ、太古から空を飛ぶことを夢見てきたのか。田口ランディへのロングインタビューを筆頭に、神話や伝説、UFO・隕石などのオカルト・超常現象、宮崎駿作品、新海誠作品などを素材にして、天空を飛翔することへの憧れと恐怖のイメージ史を描き出す。

目次

「闇」への想像力をかきたてるために――「ナイトメア叢書」刊行にあたって

はじめに 吉田司雄

第1章 空とミステリー――田口ランディインタビュー
 空とミステリー――田口ランディインタビュー 聞き手:一柳廣孝
  1 スタートとしての『マアジナル』
  2 空と大地の夢想
  3 シンクロする物語
  4 「空」の思想

第2章 飛ぶ伝説たち
 異国遍歴、神隠し、妖術使い――江戸文学の飛行譚 佐藤至子
  1 異国遍歴
  2 神隠し
  3 妖術使い――天空を制するもの
 ハッサン・カンの須弥山めぐり――稲垣足穂、天空へのまなざし 高橋孝次
  1 天体嗜好症
  2 空中世界――飛行家への夢
  3 ハッサン・カンの須弥山めぐり
  4 天狗に取られて行きし山々
 カーゴ・カルト幻想――飛行機崇拝の物語とその伝播 橋本順光
  1 クラークの第三法則――「進化した科学技術は魔術と見分けがつかない」(一九七三年)
  2 失われた天地の絆の回復――凧揚げとインドのロープ・マジック
  3 カーゴ・カルトの逆輸入?――黙示録と飛行機

第3章 オカルトと空のあいだに
 ダニエル・ダングラス・ヒュームの空中浮揚 浜野志保
  1 ヒュームの空中浮揚
  2 空中浮揚は幻覚か
  3 浮揚する霊媒、浮遊する霊
 ツングース事件の謎――消えた落下物をめぐる物語 越野 剛
  1 ロシア・ソ連における展開
  2 日本での受容
 空中浮揚の宗教誌 住家正芳
 映画『未知との遭遇』はどこまで本当か──UFO映画の謀略史観 小中千昭
  1 いびつな映画の成立
  2 映画が先か、事件が先か
  3 退化していく映画

第4章 空飛ぶ怪異の現在
 地軸を狂わす飛翔――宮崎駿論 中山昭彦
 アガルタの青い空(ルビ:ブルースクリーン)――新海誠の二作品をめぐって 横濱雄二
  1 宇宙と地下
  2 卵殻と投影
  3 盲目であること

[連載]
書棚の隅に何かいる(第5回)
 夏は怪談――「週刊朝日夏季特別号 涼味と怪談 コドモのページ」 一柳廣孝
真夜中のセクシュアリティ(第7回)
 空の想像力へ――そして床下のアリエッティ 久米依子
  1 飛ぶ前のヒーローの時代
  2 空の想像力と床下の暮らし

ブックガイド 川崎公平/井上貴翔/横濱雄二/成田大典/諸岡卓真

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shunkichi

0
円盤成分がもっとあると思ってたのに、ちょっと少なめ。残念。アニメの話より、円盤とか幽霊飛行船とかそういうものがもう少しあればなあ、と思った。2012/02/12

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