内容説明
捕縛をすり抜けた三人の賊が、呉服屋の手代を殺し、人質を取り店に立て籠もった。偶然店の前を通りかかった当番方与力・栗原の娘の美耶は、身重な人質の身代わりを申し出る。愛娘の救出に立ち向かう父の平之助と、凶賊に対し気丈に振る舞う美耶の命運は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文句有蔵
2
好きなシリーズだったが、少し中弛みか。前巻にて恋を知った美耶が、ほんの少ォし娘らしくなったか?チャキチャキの妹と昼行灯の兄貴の対比が面白く、木偶の坊なりに妹思いな彼がいじらしくもあったが、今回はあまりそれが表立っていなくて残念。「河豚猫を追え」はちょっと無理矢理が過ぎる。しかし「美耶の受難」に登場した美少年が、躊躇いもなく「陰間になった」と言ったかと思うと「すぐに落籍された」と言ったのにもびっくり。当時衆道は武士の嗜みだったとはいえ、陰間はいわばプロフェッショナル、臆面がありそうなものなのに(^-^;)2015/02/15
だいしょう@SR推進委員会
2
閑職に追いやられた与力が奉行からの密命を帯びてさまざまな事件を探索することになる。初めの頃、扱いかねていた子供たちがそれなりの経験を経て大人に近づいているのが微笑ましい。特に娘の美耶は本当に可愛くなったな。まだ、男装してるけど。さて、話の作りは雑な感じがする。切ない場面もあるし、猫を使った話など、いいところもあるのだが、読んでいて滑らかに気持ちがついていかない。主人公に今ひとつキレがないから? そこはおりこみずみなのだが。2011/11/02
M2
1
美耶と新一郎の成長ぶりが嬉しい。京太郎も頑張れ。権太さんに惚れ、河豚猫の可愛さにやられました。峰吉の話は切なかったなぁ。せっかく幼い頃命拾いした生なのに…。2011/10/31
沼田のに
0
芦川淳一もこれで12冊目。なんか「うつけ与力シリーズ」も雑なつくりに感じるようになったんで、ちょうどこのシリーズも終わりみたいなので、沖田正午に鞍替え。5/102013/10/11
はっしー
0
図書館本。 シリーズ途中から読んでしまったけど、全く問題なし。好きな作家さんだからかもしれないけど。このシリーズ追いかけようか未だ決めてない。なんかどこかで読んだような話しなんだなぁ~2023/04/05
-
- 電子書籍
- セクシー田中さん【マイクロ】(15) …
-
- 電子書籍
- いたずらな宿命【分冊】 1巻 ハーレク…
-
- 電子書籍
- 死逢わせサポートセンター【単話版】(8…
-
- 電子書籍
- 62歳の社長が23歳の新人社員と本気で…
-
- 電子書籍
- 龍帥の翼 史記・留侯世家異伝(16)