内容説明
手籠めにされた幼馴染みの無念を晴らそうと夜の町をそぞろ歩く女。それは南町奉行所で「うつけ与力」と呼ばれる栗原平之助の愛娘だった。暴漢をおびき寄せるため、夜道を歩く娘。その後を密かにつける栗原の前に現れたのは、意外にも武士姿の辻斬りだった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山内正
1
南町奉行所 当番方与力栗原平之助 は仲間の娘と下男が何者かに襲われ 下男は殺され娘は乱暴されたと 名を明かせない為内密にと、平之助 が調べにかかる、現場に変わった蛇の模様の煙管を見つけ 職人を 聞き込みやがて 商家の息子が浮かぶ 役人の力を使わず犯人に たどり着く姿が面白い。2018/03/17
文句有蔵
1
おやおや。名前こそ出ていないが、似づら絵師の真之助が友情出演している(笑)ということは、このシリーズは似づら絵師シリーズの後ということ。納得の出来映えである。……とはいえ捕物帖を交えた、与力栗原平之助の家族を姿を描いているという点で、完全に佐藤雅美氏の紋蔵シリーズのパクリといえよう。新一郎への特訓は、剣客商売のパクリか(笑)まったくオリジナリティを感じないが、娘と息子に縦横無尽に振り回される、「切れ者の与力も子供の前ではただの父親」という描写が、妙にリアルでとてもよかった。頑張れ、お兄ちゃん☆2015/01/21
沼田のに
0
第二話ので「息子の決闘」桂に頼まれて様子を探った娘美那は、京太郎に父親に報告の依頼をしたのは、作者が桂の依頼を失念したからだろう。三話の「娘の敵討ち」では起こった事件の数と、解決した事件の数が合わない事にすぐには気付かない。最後で帳尻があってほっとした。6/102013/10/10
M2
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美耶と新一郎がメインの話ばかりで嬉しかった。次巻も楽しみ。2011/05/26