内容説明
駿州沼里藩の同心森島新兵衛が、いま目の前にしているのは、狩場川に架かる青瀬橋のたもとで見つかった死骸だ。酷いことに顔は潰され、胴を袈裟斬りに両断されたすさまじい刀傷が残されている。斬ったのは、恐るべき遣い手であることは間違いない――。殺られた者が店の半纏をまとっているため、身許はすぐに知れるので、犯人もたやすく割れるだろうの与力の言に、新兵衛の勘は……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kazukitti
2
堪兵衛シリーズはハードだなーと思ってたけど、こっちのがハードだった。舞台は用心棒シリーズの主人公の出身地・沼里。シェアワールドかどうかはわからないけど、各シリーズ微妙に時代がズレてる気がした。物語は重ならないけど、キャラクターの生存期間は多少重なる程度か。話は身元不明の殺人被害者の犯人捕縛についてなんだけど、途中から藩政さえ左右される一大事件に発展w 鈴木作品は視点移動もそうだけど、流れをぶった切る感じが多いので、最終的にはひとつに纏まる話も中盤くらいまでは散漫に見えちゃうんだよな。2014/08/25
市之丞
0
・・・・・ハズレだった。2015/03/15