講談社文庫<br> 青春の門 第七部 挑戦篇 【五木寛之ノベリスク】

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講談社文庫
青春の門 第七部 挑戦篇 【五木寛之ノベリスク】

  • 著者名:五木寛之【著】
  • 価格 ¥1,155(本体¥1,050)
  • 講談社(2013/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784062769099

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内容説明

未知の時代を目前に、嵐の前の静けさが日本を覆っていた1960年。伊吹信介(いぶきしんすけ)はタバ風の吹き荒む江差(えさし)にいた。そこで会ったオーストラリアの友人・ジョンの「あなたは一度日本を出てみるべきです」という言葉に惑(まど)う信介。特攻船やソ連との関係に揺れる函館を訪れたとき、彼の背中を押す風が吹く。世代を超えて読みつがれる不滅の大河ロマン。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

105
本屋で「青春の門 第七部」を偶然見かけた。何気なく見ていると、終わったと思った青春の門の第七部だった。1980年に青春の門第六部が刊行されてから、何と13年ぶりに第七部挑戦篇が出版されたらしい。本書は1960年の江差を舞台にしている。読んでいて何となく文体が変わっているように思えたのは私だけだろうか。学生運動の描写も何となく遠い昔のようである。ただ、伊吹信介は健在であり、織江と別れた後の北海道を懸命に生きている。 2011/05/05

KEI

38
北九州に行く用事があり、久しぶり続編を読む。700ページあるなか、色々なことが起こりあきさせない。ただ読み終わるとあまり物語が進んでないな~て感じ。2部以降基本こんな感じなんだけど、青春とはこんな感じなんだよと、五木寛之氏が言いたいのかなと思ったりします。続きもぼちぼち読みます。2022/10/21

Kaz

37
東京から再び北海道の地に渡った信介。本「挑戦編」では、この地で新たに出会ったジョン、襟子さらにカオルと共にシベリアの地を目指す旅に出て行くまでが描かれてる。解説によれば、本作は前巻の「再起編」から13年ののちに刊行されたという。どことなく感じた読後感の違いはそこにある。60〜70年代から90年代にかけて日本は大きく変わったが、著書の描く世界観は色褪せてはいない。エスペラント語の成立にまつわる逸話は、国家や人種への行き過ぎた傾倒がもたらす惨禍を如実に表している。2019/08/24

aloha0307

27
これまでの信介の青春時代逡巡から、一転 本巻からスパイ小説の様相へ🌟〜違う物語を読んでいる感。信介は流されて翻弄されながらも、ちっとも凹まない強さ🦾がある。そこから何かを学ぼうとする。そして未知の行く先を躊躇なく進むたくましさと度胸… 五木先生の強い社会批評性が表に出てます。貧しき時代を忘れ去ったかのような時代の変貌・狂騒への異議申し立てです📕2022/07/16

ちゃま坊

22
語り口が前作までと違っている。作者がこの間10年以上筆を休めていたせいか。舞台は1960年の北海道。信介は学生運動家の内紛に巻き込まれる。のちに始まる内ゲバリンチ殺人の予兆か。先日の日本赤軍重信房子出獄のニュースがつながってくる。なんとなくロシア革命や共産主義に憧れる青年が多くいた時代。北方領土問題もからんできた。日本を飛び出し目指すのは共産圏か。2022/06/11

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