講談社文庫<br> 青春の門 第三部 放浪篇 【五木寛之ノベリスク】

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講談社文庫
青春の門 第三部 放浪篇 【五木寛之ノベリスク】

  • 著者名:五木寛之【著】
  • 価格 ¥921(本体¥838)
  • 講談社(2013/08発売)
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  • ISBN:9784061845978

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内容説明

未知の世界を求めて東京を旅立った伊吹信介。演劇への志に結ばれた仲間とともに冬の海峡を越えた信介は、いま函館に。若者のまえに立ちはだかる巨大な港の暴力。北国の街に青春の意味を模索する放浪の群像。彼らには、いったい何ができるのか? 圧倒的な共感を呼びおこす大河ロマン。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tsuyoshi

74
大学を休学し東京を離れ、函館、札幌を舞台に生活しながら演劇活動を続ける信介。ヤクザや地元の権力者たちの抵抗に遭いつつも労働者の権利を声高に主張しつつ何とか開演に持ち込むほか、仲間内の恋愛や互いの抱く理想や意見の衝突、織江との再会等々。性事情も含め前作に続いて熱く濃い青春真っ只中の信介が何とも眩しい。続編へ続きます。2018/06/21

Kaz

37
著者のスタイルに慣れてきたのか、読むペースが前2巻よりも上がった。東京から北海道に渡った伸介は少しずつ自分の目指すものが、見えてくる。己が一体何者で、どこに行きたいのかを模索するのが青春時代なのだとしたら、伸介はまさにその真っ只中にいる。本当に思う、「せっかく生まれてきたんだ。広い世界を見て回り人生を楽しもう。人はこの世に遊びにきたんだぜ」。2018/11/11

aloha0307

31
大学の劇団に入り地方巡業 仲間たちとがむしゃらに突き進む&青臭い理想論🖌️🖌️北海道から南下する予定も函館 そして 札幌で劇団が解体 「ただ生きるために働いただけなら、筑豊を出る必要はなかったのではないか」と信介は迷う📕 まさに青春真っ只中…2022/04/09

しんすけ

20
第三部での信介は、ぼくの青春と似ているところが多い。 白樺派を世間知らずの集団と見て軽蔑していたが、自分たちもそれ以上にはなれないと気づき歯痒く思ったことに。 世の中の害虫たちを駆除するために大衆に呼びかけても、返ってくる答えは少ない。少ないというより皆無と云っていい。 不当な利益を貪るヤクザたちに矛盾を感じているが、戦って正当な権利を得ようと主張する者はほとんどいない。 農民や大衆というものはよほどのことがなければ、世に流されるのを当然として動いてはくれない。 2022/05/12

ちゃま坊

18
学生の演劇グループが函館に行ってヤクザと戦うというストーリー。この小説の書かれた時代は任侠映画が流行っていたからな。青春時代の悩ましい性の描写がよく入るが、若い頃に読んだ時はかなり刺激的だったかもしれない。2022/05/23

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