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内容説明
この[世界]には、上・中・下、がある。富めるものの住む[街]。貧しいものの住む[畑]。その下に、深く、暗い[森]――。[畑]でうまい飯を出す高岡飯店。看板娘のキヨコは、母をささえながら店を切り盛りするはたらき者。ある日、店の常連の“裏の仕事の手配師”中田の頼みにより、[森]からやってきたという殺し屋「よるくも」の毎日のメシの面倒をみてやることになった。「よるくも」は[森]に使い捨ての子供として生まれ、感情を持たず、痛覚を持たず、読み書きの知識を持たないままに育ち、中田の指示により殺しの仕事を日々こなす青年。キヨコとよるくもが出会うことにより、[世界]は少しずつ壊れはじめる――圧倒的に鋭利な新才能が描く、愛と暴力の悲劇、開幕!!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
48
再読。よるくもとキヨコの心温まるふれあいと、裏で起こっている残酷さのコントラストが見事。これからどんな風に歯車が狂っていくのか、不安(と書いて期待と読む)を煽る煽る。2017/02/14
exsoy
19
何もかも混ぜ込んでどっろどろになるまで煮込んだスープのような世界2012/02/19
あっちゃん
17
混沌とした人間の世界の中で生きる、感情と痛覚を無くした殺し屋と料理屋の純粋な娘を取り巻く物語。なかなかダークで混沌としていて面白い。2013/09/19
眠る山猫屋
16
やっと見つけた!在りそうでない世界、いそうでいない奴ら。ある意味、レオンなのかなぁ。一巻では、まだまだ深さが計れない。中田さんとか。お母さんとか。ふにゃふにゃボスの愛人くん…いいキャラクターだったのに一瞬。2012/06/09
みか
13
kindleお試し版。世界観が好き。こないだ読んだ神永学のお話もこんな世界設定だったなぁ。登場人物たちはいろいろ背負っているものがありそうで、しかもそれがほの暗かったりどす黒かったりしそうで、とても気になる。よるくもとキヨコの成長物語なのかな。しかしとりあえず気になるのは百。この手のタイプは大好きだ。2015/04/13