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内容説明
貧しいが、明るい働き者の娘だった、キヨコ。
最下層の出身で“命使い捨て”の殺し屋、よるくも。
よるくもの育ての親・中田はキヨコの母を殺し、彼女をさらった。
自らの命が長くないことを知る中田は、キヨコをよるくもの保護者としようと考えたのだ。
そして自分たち最下層民をいたぶり続ける支配者「荒磯精肉」の
御曹子・王子を殺そうと計画した中田。しかし、中田は王子に返り討ちにあい死亡、よるくもは王子に拉致された。
母も中田も失い、最も恐れる「ひとりぼっち」になったキヨコは、よるくもを取り戻すため、王子との死闘に臨む―――
そこに待つのは、絶望なのか救済なのか!!? ついに物語はラストを迎えます!!!
愛と痛みの完結巻!!
1 ~ 1件/全1件
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
34
「どうしておなかがへるのかな」という歌詞の童謡が思い浮かぶ。2016/05/02
ねね
10
どうしようもなく壊れていく話かと思ったけど、ラストに至るまでの卵の経緯含め、救われるような想いで読んでました。よるくもが、新しく生まれなおしたみたいな。キヨコがまた笑えるようになって、ごはんもつくれたのが嬉しい。生きるために食べて。それだけ。ラストの街・畑・森のそれぞれの食卓の描き方もよかったなあー。百姫の「自然保護!」が最高(笑)番先生は、やっぱりお医者さんなんだね。皆が健やかな事が嬉しいんだなあ。簡単に言葉にできない、→続く2014/09/02
十六夜(いざよい)
8
最後のキヨコとよるくもがたまごを食べさせ合うシーンに全てが集約されているような気がした。人は人を食い物にする生き物だから、自ら愛すべき存在の”食い物”になりたいと願うキヨコが幸せせうなラストが印象的でした。荒磯の兄妹はどうなってしまったのか。キヨコと小辰以外は皆散々な話だったな。暗かったけどグイグイ読まされちゃう不思議な作品でした。2016/01/02
gelatin
5
★★★ ううううう〜ん、まあそこに落ち着くしかないよね〜と思う。キヨコが生来持っていた「正しさ」が復活したような印象。中田がこんなに深くキーパーソンだったとは。食べる殺す生きる死ぬ全部が連鎖していることは小辰に届いたのだろうか。その上に、その中に、その下に、愛があるんだけど。2014/05/07
cassyu
5
最終巻。「たまごが消えてキヨコが続く」そう理解して、理解したからこそ、の、よるくも。。。。ずっしり重たい物を残されました^^;2014/04/02