砂の栄冠（１）

著者名：三田紀房【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063619775

内容説明

1千万円で甲子園を買え！　『ドラゴン桜』の作者が描く、完璧に新しい高校野球ストーリー！　――創立100年目での甲子園初出場を目指し地区大会決勝に挑む、埼玉の名門・県立樫野（かしの）高校。3年生の不動のエース・中村（なかむら）に圧し掛かる、とてつもなく大きな重圧。2年生のショート・七嶋（ななしま）は、中村に、かける言葉がない。涙も涸れる甲子園ロードが、今スタートする！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[流言]

高校部活漫画をマネーの視点からアプローチ。ともすれば軽視されがちな高校部活の費用をテーマにしているところがまず面白い。少年漫画では当たり前のように得られる本気で甲子園を目指す気概のある仲間もいないし、その本気に理解を示してくれる家族もいないところにも、正統派の部活漫画とは全く違った切り口なのだということを感じさせられる。与えられた1000万円という額は莫大な数字で、これをいかにして使いこなして甲子園を目指すのかがこの作品のキモなのかと思ったが実際に数字をつまびらかにされると話にならないことにも驚かされた。

2015/09/10

[ワダマコト]

結局、部活動やスポーツで強くなるってことは、自分で考えながら日々鍛えていくってことなんじゃないかな。たぶん、本作でも主人公がめちゃくちゃ頭を使ってチームを変えるための施策を連射してくるはず。

2014/09/12

[急いで突厥]

七嶋が甲子園を本気で目指すようになった導入部。

2013/05/30

[exsoy]

だめだめな新チームを引っ張っていく熱血キャプテンもの…かと思ったらなんか違う

2013/09/06

[しゅうと]

「目的のためならなんのためらいもなく自分を捨てること。自分の身を切ること。これが真の本気というもの！」 トクさんの「本気」に触れた七嶋が、自らの「本気」とは何かを見つめ直し、覚悟を決める瞬間の言葉に感動しました。

2025/06/06