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内容説明
【逃れ得ぬ、死の螺旋(スパイラル)。】
戦場で殺した、数知れぬ兵士達。その怨念に導かれるように、男は再び地獄への途に就いた。呪いの歌が木霊する。「ここが」「お前の」「居場所なのだ」と……。
(C)2009-2010 太田垣康男 (C)2009-2010 C.H.LINE (C)SQUARE ENIX CO.,LTD.All Rights Reserved.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまはるき
2
『UNLUCKY DAYS』は犬塚主役で妙にウェットな話だが、最後でしっかり狂気を取り戻したようでなにより。ボランティア女性の「難民を救うことが生き甲斐になっている」ズレが切ない。『羊飼いの帰還』は死地に挑んでなお生きる手段を講じる姿が太田垣的で、逆にこのシリーズでは珍しい展開だと思う。「ロキ」のデザインや描写が妙に「MOONLIGHTMILE」っぽくて好み。2010/03/01
t_iida
2
うーん、相変わらずというか... FMシリーズでは暗示に留められている戦争の(悲惨なでは無く)陰惨な面に焦点を当てているのがこのシリーズだと思いますが、もう少し深みがあっても良いのではないか、と。ご都合主義、但し悪い方面へみたいな。まぁ習慣的に次の巻も買うとは思いますが。2010/02/27
山茶
2
ムーンライトと言いいい味出してくれます。2010/02/26
剛田剛
1
・犬塚回。犬塚は最高の狂言回しであり、現実に介入したがることを除けば理想に近いジャーナリストである。ただし「Unlucky Days」そのものは話としてやや陳腐ではある。・「羊飼いの帰還」のこの導入は神がかった出来である。「市井人となった元・凄腕の軍人」というのはありふれた設定だが、常木のサエなさ、故郷の日常感、飼われる羊たちの居場所のなさ、これらの描写が作品の成功をほぼ決定付けた。・この公安の職員さんがた、やや表に出すぎではあるが有能揃いで好感が持てる。彼らメインの話があってもよかった。2023/03/24
santiago
1
拒否反応と感謝の狭間で。2022/01/17