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内容説明
世界人口の五人に一人がイスラーム教徒でありながら、日本人はイスラームやムスリムを正しく理解していない。
「右手にクルアーン(コーラン)、左手に剣」という好戦的で危険な思想という見方は間違いである。
歴史をふりかえれば、むしろ他宗教より排他的ではなく、理性や平和を重んじる教義なのだ。
では現在、緊迫するイラク、パレスティナ情勢をどう見たらよいのか。
本書は、イスラーム教徒の立場で、ムハンマド誕生から教義の真髄、発展史、中東情勢の読み方までを解説。
誤解や偏見を解きほぐす入門書。
目次
序章 日本人はイスラームを知らない
第1章 イスラームはどう誕生したか
第2章 預言者ムハンマドの生涯
第3章 預言者の言動はどう記録されたか
第4章 イスラームの教義を知る
第5章 イスラーム世界の歴史
第6章 現代イスラーム世界を読む
第7章 現代ムスリムの日常
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
儚俣
5
一神教が殺しあう理由についてはよくわかった。著者もイスラムは他宗教に寛容と必死に訴えているが、言葉の端々に他宗教に対する侮蔑の念が拭えない。他にも明らかに矛盾する内容があるにも関わらず、何故それが見えない、見ようとしないかが古くからの慣習を変えられない事に関係するのだろう。2016/03/03
こんころ
2
イスラームに対する見方が変わったというか、自分がイスラームについて何も分かっていないことが分かった。2013/09/01
SOMA
2
日本人には1神教の概念はなかなか理解しがたいかもしれない。イスラムはコーランとともにあり、神は法を超えている。生活のすべてが神の教え通りにサイクルしており、そこをきちんと理解することが重要だ。2010/11/20
massn
1
ムスリムによるイスラム解説。2020/02/03
少穆
1
Bookliveで購入してあった積読本を開いてみました。 常識のすべてが分かるわけではないのでしょうが、これまで地歴の教科書や資料集、テレビや新聞などでバラバラに見聞きした情報がまとまっているなと感じます。 ざーっと流し読みしただけですので、おおざっぱにしかつかめていないところも多いですが、とりあえずアメリカが一番悪の枢軸な気はしますね。 ★★★☆☆2014/10/12