内容説明
果てしない闘争の中心となって、再び自らの居場所を失ったタケルは、渋谷の街に身を潜める。そのタケルを追って笹目はテロ組織「アトラ・ハシース」の秘密に近づいていく。組織はエンキドゥという最強にして最後の刺客を送り込む。執拗なまでにタケルの抹殺にこだわる総帥ウト・ナピシュテムの真意は? そしてタケルのなかに秘められている「和の力」とは? 迫真のアクション巨編、ここに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
60
タケルの強さになんの不満もない。それより紀元前2000年に核戦争?やめてよ、それでなくともいつ核のボタンを押すかわからない人が大統領になったっていう噂なのに・・。経済が停滞すると戦争が起こる。きな臭い世界になってきたが・・本文にあるように「人類が愚かさ故に滅ぶなら仕方ない・・が、人々は学ぶ術を知っている」と。おぉまだ人も捨てたもんじゃない。タケルと笹目、何処へ行くのだろう、初穂は?この先は夢を追おう。シュメール・・高橋さんの竜の棺を読むべきか・・ 2016/12/27
ヤジマ
28
主観点 9.3/10 ついにタケルの正体が明らかに。朝丘剛とタケルはどちらが強いのだろうと勝手な想像をしながら読んでいたが、最終巻で確信した。タケルには誰も勝てないだろう、と。だってもう◯◯じゃん、この男。その存在は世界の紛争情勢を変え、争う人々の深層心理にまで及んでいく。確かに人と戦争は切り離せない関係にあるのかもしれない。今も世界の至る所で紛争は勃発している。タケルのような人間がいれば、世界は変わるのかもしれない。そう思わせるスケールにあったが、全ては今野さんの膨大な知識の上に成り立っている話だった。2024/06/12
タルシル📖ヨムノスキー
22
世界的フラストレーションを解消するために混沌を生み出すテロ組織アトラ・ハシース。その組織で絶対的な力を誇っていたタケルの真の力とは?ギルガメシュ叙事詩と日本神話の関係。そしてスピーディーな格闘シーン。子供の頃ジャッキー・チェンやタイガーマスクに憧れ、青春時代はストⅡやVF、鉄拳にハマった(下手だったけど)世代としてはまさに心躍る物語でした。そういえば格闘家やら諜報機関やら未来予知ができる巫女やら特殊技能を持つ人がたくさん出てくるのに、準主役とも言えるジャーナリストの笹目だけ普通の人だった。だからいいのか。2022/08/05
スナイデル
13
42020/05/26
りょうけん
12
<念> 第三巻目まで書いてきたケータイ電話に関する棒の興味と推理はこの4巻で見事に全部外されてしまった。まるで今野敏に僕のたくらみがバレていたような気がした。という訳でこの第四巻には携帯電話は一度も登場しなかった。代わってという事でもないのだろうけれどサブ主人公クラスの登場人物が泊まった安宿の部屋うには「古いダイヤル式の電話機が置いてあった」と書かれている。今野敏はなぜそんなことを書いたのだろうか。2020/11/14
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