内容説明
戦闘でまったく役に立たないからと、英雄パーティを追い出された少年、クルト。町に戻って適性検査を受けたところ、武器や魔法などの適性が、全て最低のGランクだと判明する。あまりの結果に意気消沈したクルトは、生計を立てるために、城壁工事や鉱山での採掘の依頼を受けたり、工房のお手伝いをしたりすることに。才能が無い彼は、ここでも役立たず…と思いきや、意外なことに八面六臂の大活躍!実はクルトは、戦闘以外全ての適性が最高のSSSランクだったのだ。しかし当の本人は才能に気付いておらず、何気ない行動でいろんな人の問題を解決し、果ては町や国家を救うことに!?戦闘以外最強の天才少年がおくる、勘違いだらけのドタバタファンタジー、開幕!第11回アルファポリスファンタジー小説大賞読者賞受賞作!
著者等紹介
時野洋輔[トキノヨウスケ]
2015年よりWEB投稿を始め、2016年に「異世界でアイテムコレクター」(モーニングスターブックス)にてデビュー。2018年8月よりウェブ上で連載開始した「勘違いの工房主―英雄のパーティをリストラになった雑用係が、実は戦闘以外の適正ランクがSSSだったというよくある話」が第11回アルファポリスファンタジー小説大賞で読者賞を受賞。改題し書籍化に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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寒っ!!
11
ラストダンジョンにも通じる勘違い主人公の話で別の面白さがある。基本的に主人公に嫌みがないからすんなりと読めるのかな。2021/04/13
nishiyan
8
英雄冒険者パーティーを追放された少年クルト。ハロワで適性検査を受けたところ、戦闘系スキルが全てGだとわかり、意気消沈したのだが、取りあえず生活のために外壁工事や鉱山開発の仕事につくのだが、規格外の才能を発揮して…という勘違いファンタジー。クルトの常識は世間の非常識という展開は楽しい。振り回させる王家直属冒険者ユーリシア、宮廷魔術師ミミコ、思わぬ形で命を救ったリーゼロッテ第三王女がクルトの囲い込み&保護にあくせくする様も興味深い。気になるのはパーティーで仲間だったバンダナの言動。次巻が楽しみ。2025/05/03
火狐@二児の子育て奮闘中
6
クルトの村ってどんなとこなの??コレが、普通って(笑)そこが気になる。パーティーをクビになったけど色々凄い事を自覚してないので周りが大変ってお話でした(笑)2023/12/04
ゆずれもん
4
ふむ、まずまずかな。クルトかわいいし過度なハーレムもなくて心地よい感じだった。クルトの故郷バグってるし(伏線かな?)謎のキャラとかもでてきてちゃんと続きが読みたくなるようにしてて良いね。暇つぶしにちょうどいい。2025/03/24
Abercrombie
3
英雄パーティ追放、戦闘以外が規格外、王女暗殺の陰謀、たしかによくある要素の寄せ集めだけど、主人公と彼を取り巻く人々が良い人すぎて心地よく読めてしまう。いくらなんでもそんな勘違いしないだろうと、突っ込みしまくりではあるが。2024/11/06