- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
妖怪を見る力を持った姉・静流(しずる)と、妖怪に憑かれやすい妹・瑞生(みずき)。中学生になった瑞生は、憑かれても自分で対処できる場面も増える。一方、全寮制の女子高に入った静流は、同じ妖怪現象が見える柊子(とうこ)と出会い、打ち解けていく。だが、柊子の祖母の訃報をきっかけに、柊子は巨大蛇の妖怪ノヅチに憑かれてしまう。静流は祖父の協力を得て、ノヅチ落としに挑むが!? 本格妖怪漫画にして姉妹の成長譚、大団円!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
14
☆ 妖怪や霊と接してきた姉妹が、それらに纏わる困難に立ち向かう物語。姉の静流は、妖怪や霊が視える体質の友達、御崎さんの過去と現在までの因縁に立ち向かいます。姉妹の成長がしっかり描かれていて、読んで良かったと思える傑作でした。作者の次の作品「ネクログ」を先に読んでいたのですが、どちらも素晴らしいですね。他の作品も読みたい。2016/07/09
書の旅人
7
見えないからこそ、興味を惹かれるわけで…。自然豊かな所は、説明出来ないものも沢山。科学が発達した今、それまで不可思議とされていたものが、解明されてはいますが、まだまだ残っているのです。しかし、そこへ土足で入り込む様なことは、してほしくないです。それを伝えるきっかけになれば…。後は、少し体験させるのも有りかもしれません。山奥ではなくても、丘の闇はなかなか存在感ありましたから、教えるにはうってつけかも…。2017/10/28
芹沢 時雨@VTuber
7
堂々完結!きっちりしっかり、平穏無事に丸く治まって良かった良かった。これから多くの躓きが姉妹二人を待っているかもしれないけれど、とんでもなく頼もしいお祖父ちゃんもいることだし、何があっても乗り越えていけるような、素敵なラストを感じました。欲を言えばもっと続けて欲しかったくらいだけれど、こうしてスッキリ終わらせるのも納得というか、有り難く拝領したいような気分になります。熊倉先生お疲れ様でした!2011/05/29
十六夜(いざよい)
6
後半ちょっと暗めな話が多かったけど、作り込んだ話ばかりでよく出来た作品。事件を通じて姉妹が切磋琢磨しながらも成長していく様は、まるで自分が母親にでもなったような気持ちで見ていました。しかしお爺ちゃんが1番いいキャラだった。2019/12/16
fuzimori
6
喪失による日常への回帰ではなく、成長による日常への馴致という結末が、「自然は抗い征服するものではなく共生するもの」という日本古来の考え方に非常に親和性を持っている。この物語ならではの見事な幕引き。拍手!2009/07/27
-
- 電子書籍
- 太陽の世界 4 神々の到来 角川文庫
-
- 和書
- 蜻蛉日記 岩波文庫