内容説明
一難去り、温泉を堪能していた遊撃小隊に突如届いたイリアスタ進軍の報せ。すぐさまセリノスは援軍要請のため太平原をひた走り、遊撃小隊はダルタニゥスのいるコリントゥスへと急行する! しかし周辺国の援軍は期待できないまま敵軍勢は刻一刻と街へと迫ってきていた。そんな孤立無援のコリントゥスで作戦担当ガブリエラが出した次なる策とは……失敗すれば『全員討ち死』確定の、危険極まりないものだった!! 美麗☆絢爛乙女戦記、粉骨砕身の第8巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
八岐
2
ガブリエラが、これまで見せていた戦術家、鬼謀家としての一面から、グランドデザインを描き政戦略を駆使し、敵国を戦略段階でねじ伏せるという大戦略家としての才を見せつけた、ある意味転換点ともいうべき巻。この巻を読んで彼女がなぜ参謀ではなく、団長という地位になったのかが非常に納得できた。2009/04/06
Theodore
0
今回は男の出番が多くていまいちだった。つか、騎士団以外のメンバーに女がいないのってどうよ? 女のドラマを盛り上げるのは、主人公側ばかりでなく、敵方にも魅力的な女がいてこそだと思うんだがなあ。あとドゥイエンヌの兄がウザイ。この物語では目立つ男の存在はいらないと思う。王とかモブとかなら別に構わないが。2013/04/20
nakazawa8492
0
今回もガブリエラの奇策炸裂 いつもよりは軽めな感じを受けた 全体的に次巻への布石って感じでスラスラ読めた2012/11/16
akuakuma
0
★★★☆☆2012/10/28
gayuu_fujina
0
戦略レベルの手で勝利をつかむという策だったけれど、社会の成熟度が低く、ついでに情報伝達の遅い時代で通用するのかはかなり疑問。…というか、情報通信が発達した現代でもどっかの隣国みたいな蛮国が平然と国内の異民族を虐殺してても証拠を隠滅し、嘘の情報を喧伝して事実を糊塗すれば自称正義の国ですらメリットがないと無視する位なので、もう少しエゲツナイ一手を見せてほしかった。2012/06/20