オクターヴ（２）

著者名：秋山はる【著】

講談社（2014/02発売）

• ISBN：9784063145519

内容説明

ふたりの“関係”――それは、秘め事ばかりの恋愛風景。“売れなかったアイドル”という過去に目をふせるばかりだった宮下雪乃（みやした・ゆきの）。そんな彼女の前に現れたのは、かつてミュージシャンとして活動していた岩井節子（いわい・せつこ）。ふたりは出会い、体を重ね、それから恋に落ちた。求められる喜びに全身をあずける雪乃と、雪乃を求めることで素直になれる節子――そしてふたりは、ふたりでいることにおぼれていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[イーダ]

色んな事のドロドロがほぼ全て主人公から出てきてるってのが凄いな。人によってはこういう主人公受け入れられないかも。過去を振り返り、触れる度に黒いものが出てくる。でも先も見えない。これからどうなるのか。

2016/08/24

[やにお]

この誰得展開……！

2009/03/06

[オジャオジャ]

単純な百合の話では無くなってきたような……劣等感と承認欲求にまみれながらぽっと出のいけすかないメガネ野郎とキスする終わりかた、不快でしかないな。だけどすごく続きが気になるのがずるいわ。

2019/03/05

[年中古本派・文花]

あまりにもリアルに描写されているので、思わず自分に重ねて読んでしまった。元々、雪乃みたいなタイプの娘には、芸能界は向いてなかったのだろう。周りの毀誉褒貶（きよほうへん）を気にしない、または無視できるタイプの人間じゃないと、芸能界で生き残るのは無理だ

2012/05/16

[toshi]

節子が雪乃のどこに惹かれたのかがわからなく、まさか本気だとは思わなかった。鴨ちゃんに理解して欲しいなぁ。

2009/09/18