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内容説明
2014年朝の連続ドラマ主人公村岡花子さんが児童に向けた抄訳版の赤毛のアン。日本で広く知られている『赤毛のアン』というタイトルを思いついたのは、翻訳者である村岡花子です。第二次世界大戦中、防空壕に原稿を持ち込むなど苦労を重ねながら『アン・オブ・グリン・ゲイブルス』の翻訳をすすめ、戦後、1952年(昭和27年)、日本の読者にようやく紹介することができました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
64
あまりに高名で今更だが、一度は読んでおきたい…のだが、やはり時期を逸しすぎた。少年(少女)の頃に読んでいたらたっぷり感情移入できたろう。想像力が豊かで落ち込んでも立ち直りが早い。何より自然風景への感性が豊かで傷付く心を癒してくれる。…けど、我輩が少年時代にこの名作に手をだしただろうか。2023/12/10
やま
64
① 2023年最初のベスト本です。美しいプリンスエドワード島で暮らすマシュウとマリラの兄妹が、孤児院から引き取った、やせっぽちで赤毛の孤児の女の子アンとの楽しい物語です。最初の出会いは、マシュウが駅に孤児院に頼んだ男の子を迎えに行くと、間違って女の子アン11才がいました。マシュウは、アンをこのまま駅に置いておくことが出来ずにアンを家へ連れて帰る間にマシュウは、夢見るような気さくに話しかけるアンが気に入ったことでした。→2023/01/06
detu
38
童心に帰るのは難しい。想像力豊かと言うよりは誇大妄想、大人顔負けの減らず口。マリラの気持ちしか理解出来なかった。しかし、アンの成長と共に、仰々しい言葉もナルホドと思えるように。ラストは悲しみのなかで、感動的な選択をするアン、続きにも興味が湧いたです。「花子とアン」見といてよかった。です。図書館本。2016/02/08
しんすけ
26
ようやく読むことができた。 読みたいと思って何年… いや何十年経っただろうか。 村岡花子が初めて世に問うたのは1952年。ぼくが小学校に入学する前年だ。 だから本書の存在は早くから知っていた。だが手に取る機会はほとんどなかった。中学校入学前後に、女子生徒の何人かが読んでいるのは知っていたが、ぼく自身は手に取ることができなかった。 少女が読むものだという空気がそうさせたのだったのだろうか。 この感動的で心温まる物語を少女だけのものとするのは、とんでもない誤解だと今は思う。2023/10/23
りりあ
25
名作なので読んで見ました!確かに名作。 孤児院から男のこと間違えてマシュウ、 マリラ兄妹の 所に引き取られるんですが。 アンがよく喋る、喋る。1ページに半分 喋ることもまぁまぁある。 一瞬挫折しそうになったけど。 でも彼女はいつも素直だった。 何故嬉しいか、悲しいか、怒っているかなど 素直に話すところは愛らしく読者を魅了する みたい。 私もアンのお喋りが楽しくなった。 最後は大人になり家族想いの女性になりました。アンが好きになりました。 文庫本も読みたいなと思います^ ^ 2019/06/08