レッド 1969~1972(2)

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レッド 1969~1972(2)

  • 著者名:山本直樹【著】
  • 価格 ¥1,058(本体¥962)
  • 講談社(2015/02発売)
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  • ISBN:9784063755275

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内容説明

ついに銃砲店から銃を奪取した革命者連盟だったが、それ故に権力からの追及は厳しさを増す。来るべき闘争のため彼らが辿り着いた潜伏地は厳寒の北海道だった。一方、赤色軍の岩木(いわき)たちは闘争資金強奪作戦・通称『G作戦』を成功させるが、同時に全国に指名手配されてしまう。それぞれ緊張を強いられる状況での逃避行だったが、そこにはごく普通の青春があった。決して特別ではない若者たち。彼らの欲しかった未来とは何だったのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ただいま蔵書整理中の18歳女子大生そっくりおじさん・寺

39
1969〜72年の左翼学生運動をリアルに描いた漫画。面白い。私の親の世代の学生時代だ。読むと犯罪ばかりやっているが、楽しそうな部分があるのが興味深い。実は私は若い頃にこういう活動に少し憧れた。やれば志士のようになれると思っていた。しかしのちに高木彬光の『神曲地獄篇』を読んで学生運動のその奇怪な世界に醜悪なものを感じ、革命への理想よりも、その醜悪さへの好奇心に関心が移った。きっとこの漫画もいずれその醜悪を絵で見せてくれるだろう。巻末の著者と押井守の対談も良かった。押井守の話は名言だらけだった。2015/05/06

ユーカ

23
明らかに間違っているんだけど、読んでいると完全に世界に巻き込まれてしまう、パワーのある作品。岩のような堅い決意で野宿も潜伏も厭わず、かと思えば逮捕される恐怖に震えたり、仲間が捕まったことに涙を流したり、美味い物が食べたいと言い、酒に喜ぶ。何かがかけ違ってしまったり、少し欠落していたり、それだけだったんじゃないかという気持ちになってしまうのは、少々危険すぎるかもしれない。2015/06/30

アズル

16
1巻でかわいいと思っていた宮浦と月山。この巻で月山が逮捕されます。岩木との微妙なラブ&エロも期待していましたが、あっさり終了。登場人物が多く、山本直樹の女性の描き方にバリエーションが少ないので(悪口ではありませんので!)、赤城が髪型を変えると、「こんなヤツ、いたっけ??」となります。あさま山荘や連合赤軍についてのお勉強、というよりも、山本直樹のとてつもなくクールな客観性を楽しむものだと思いました。巻末の押井守との対談も面白いです。押井さんの独壇場でした。2017/06/09

かふ

9
表紙が指名手配の人物紹介。革命の為に武器を手に入れるために猟銃店を襲ったり資金調達の郵便局強盗をしたり。そして指名手配されて変装とか。赤城さんの変装姿はあまり様になっていない。変装って還って不自然に見えてしまうもの。いろいろ思い通りに事が運ばずに失敗も。警察も公安もあまり上手く事を運んでいない。そういう中での青春時代という感じで、仲間との食事や男女関係のセックスとか楽しい想い出もあったのだ。そこには当たり前のように彼らの日常もあったのだ。どこで違ってしまったのか?2017/10/15

澤水月

9
G作戦とか革命闘争、海外雄飛とかどうにも「ごっこ遊び」にしか見えない、が当人らは真剣。閉塞した密室劇、テレビでのみ伝わる仲間の逮捕…現実感の乖離の巻。巻末の押井守と山本対談が生々しく当時を伝え熱気!2015/05/03

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