赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

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赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

  • 著者名:モンゴメリ【著】/村岡花子【訳】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 新潮社(2013/07発売)
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  • ISBN:9784102113417

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内容説明

ちょっとした手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹に引き取られたやせっぽちの孤児アン。初めは戸惑っていた2人も、明るいアンを愛するようになり、夢のように美しいプリンス・エドワード島の自然の中で、アンは少女から乙女へと成長してゆく――。愛に飢えた、元気な人参あたまのアンが巻き起す愉快な事件の数々に、人生の厳しさと温かい人情が織りこまれた永遠の名作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

537
高校時代のミカママは、2/3の『赤毛のアン』シリーズと、1/3の『限りなく透明に近いブルー』で成り立っていた。何十回というほど読み返し、なんならほとんどのフレーズは暗記しているほどである。わたしの人生、道の真ん中に立ち止まって考えることはほとんどなかったが(なかったんかい?笑)、アンのブラウニングの引用「神は天にいまし、すべて世は事もなし」は、座右の銘になっている。それにしても、英語を多少は理解する今でも感じる、村岡さんの翻訳の素晴らしさよ。2019/03/04

Miyoshi Hirotaka

281
「アンナ・カレーニナ」、「人形の家」等女性の苦悩や新しい生き方を描いた旧大陸の名作がある一方、「赤毛のアン」は新大陸カナダの名作。特徴は、孤児がヒロインであること。旧大陸の文学は伝統的な社会体制や人間関係を女性の制約条件としたが、孤児を主人公にすることでそれらを取り払い、家族からの自由、一人の人間としての自立、野心と挑戦をストレートに表現した。この物語が百年後の今でも人の心を打つのは、箸が転げてもおかしい年頃の行動や感受性を丹念に描写しながら登場人物の変化や成長という普遍的な価値を高らかに謳っているから。2018/02/15

KAZOO

234
お気に入りさんが30回も読んだという感想を読んで、そのような本であれば男のわたしが読んでもかなりいい本であるのかなあという気がして読み始めることにしました。(あまり関連はないのですが私が中学時代から何回も読み直している本はサン・テクジュベリの「夜間飛行」です)それにしても赤毛のアンの主人公の明るくよくしゃべること、間違って孤児院から来たところが人のいい人物であったことも幸いしています。この1巻では、その一人が亡くなり大学をあきらめて先生になるところまでですが楽しく読ませてもらいました。2016/11/09

zero1

227
世界的に知られるシリーズの最初。 「輝く湖水」など、アンは他の人が当たり前に見ている景色で感動できる感受性の持ち主。 心が磨耗してしまった私としては、読んでいて何かと痛い。 この作品、村岡訳が知られているが松本訳もある。 ネットを駆使して引用を探すなど、松本訳は後発として健闘している。 聖書やブラウニングなど、気にせず読んで原典が分かる日本人はほとんどいないはず。 こんなことなら、英語と詩の朗読をもっと学んでおくんだった! 今になって後悔している。 まず村岡訳を読みその後、松本訳を読むことを推奨する。2018/10/20

ゆのん

174
10月の『100分de名著』の課題本の為再読。『世界名作劇場』を観ていた世代のせいか大好きな作品である。何度も再読しているので軽く目を通すつもりがガッツリ読んでしまう。子供の頃はアンとダイアナの話しが大好きだったが、大人になってからはマシュウの優しさと何よりとっても不器用な愛情を育んでゆくマリラに深く感情移入してしまい、何度も涙が出てくる。自然の美しさやアンが巻き起こす様々な事件、愛すべき人々と品のあるロマンス。どこをとっても完璧な作品だと思う。何度読んでも読了後に満足の溜息が出てしまう。2018/09/19

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