アンをめぐる人々―赤毛のアン・シリーズ8―

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アンをめぐる人々―赤毛のアン・シリーズ8―

  • 著者名:モンゴメリ【著】/村岡花子【訳】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 新潮社(2013/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784102113486

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内容説明

シンシア叔母さんお気にいりのペルシャ猫は、いったいどこへ消えたのか? どうしても父親を結婚式に招待したかったレイチェルの作戦は? 崇拝者を持ったことがないとは言えなかったばかりに、シャーロットが立ちいたった珍事態――平和に見えるアヴォンリーでも、人々は何かしら事件をかかえている。深い人間愛と豊かなユーモア、確かな洞察力で描かれた、アンをめぐる人々の生活。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

152
これは、短編集で「アンの友達」に続くものとなっているようです。アンが実際出てこない話もありますが、アヴォンリーにいる人々のちょっとした事件などが書かれていてほのぼのするものが多いです。私は比較的好きな作品集です。2016/12/11

chiru

89
アヴォンリーの住人にスポットを当てたスピンオフ2。 わたしは『アンの友達』よりこちらのほうが好き。 アンに託された孤独な老女が遺した『茶色の手帳』、一度会ったきりの父親を自分の結婚式に招く『父の娘』、一族の失敗者と評される男のため兄妹のたてた作戦に心打たれる『失敗した男』が最高傑作。 どの話も、突然襲い掛かる不幸や、素朴で愛情深すぎることで幸せを見失ってしまう人々に「今ならまだ間に合うはず」と手を差し伸べる勇気の物語。 その他の短編もホラー系やユーモア系もありはずれなしです。 ★52018/10/04

chantal(シャンタール)

85
アンはほとんど出て来なかった!アヴォンリーの人々のお話。マシューがまだ生きてる頃のお話もあったり。悲しいお話もいくつか・・アンとは関係なく、独立した短編集として読んでも、十分面白かったと思う。2019/11/04

優希

84
再読です。『アンの友達』に続く、短編集になりますね。自分を犠牲にしたり、苦しんだり、耐えたりという物語が多いように思えました。苦い結末を迎えるのは、人々の成長を表現しているのでしょうか。ハッピーエンドではないけれど、救いがある。アヴォンリーの人々を見ていて、物語はあくまでアンが中心ではあるけれど、皆が主人公ではないかと思えてきました。2018/08/13

優希

61
話の時系列では少し前に戻ります。アンとギルバートが結婚する前のアヴォンリーの人々の話の2作目になりますね。アンは殆ど出てこない作品ですが、人々は何やら事件を抱えているようです。話全てが好きですが『偶然の一致』『ひとり息子』『ベティの教育』が特に好きですね。短くても立派なロマンス小説としてなりたっているのがいいです。ハッピーエンドの話ばかりなので読んでいて幸せになれました。ロマンスが沢山詰まっている素敵な短編集で面白かったです。2014/08/24

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