虹の谷のアン―赤毛のアン・シリーズ9―

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虹の谷のアン―赤毛のアン・シリーズ9―

  • 著者名:モンゴメリ【著】/村岡花子【訳】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 新潮社(2013/07発売)
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  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784102113493

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内容説明

ウォルターが「虹の谷」と名づけた楓林の向こうの小さな谷には、いつもやさしい風が吹き、ブライス家の子供たちの夕方の遊び場所になっていた。母親を失くし、父も夢想家で、かまってくれる人のいない牧師館の子供たちも、しばしばここを訪れた。古い納屋の乾草の上から哀れな姿で発見された孤児メアリーも、この仲間に加わった。アンの子供たちの毎日を描く、アン・シリーズ第九巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

142
あまりアンは出てこないで周りを取り巻く人々の生活が書かれていて楽しみました。子どもたちの生活や年のいった人々のロマンスなどほんわかして読んでいてゆったりした気持ちにさせてくれます。昔の日本もこのような場面もあったのでしょうね。2016/12/13

chantal(シャンタール)

83
アンの子供たちは大好きな「虹の谷」で新しくやって来た牧師館の子供たちと知り合う。この二家族の子供たち、特に牧師館の子供たちを中心としたお話。笑える可愛いお話ばかりで、楽しい気持ちになる。そして必ず誰かしらの恋愛話も盛り込まれ、今回もハッピーエンドになるのはわかっていてもドキドキソワソワ。楽しい一冊だった。2019/11/30

chiru

82
アンの息子が名付けた『虹の谷』で遊ぶ個性豊かな子供たちを生き生きと描く9巻。 幼くても人間関係に敏感な女の子の、大人びた活躍がハイライトとなる後半では、牧師一家の姉妹が起こす騒動が見どころ。 迷いながらも精一杯知恵を絞る姉妹の姿がけなげで、父親のために起こす行動は、偏屈な老人と友情を芽生えさせたり、父親の恋を成就させたり…幼い頃のアンのように痛快で爽快。 男の子の関心は『戦争』に向かい、ウォルターの「笛吹き」のシーンは不穏な空気を帯び、これから起こりうる悲劇を予感させてしまう。 ★42018/10/06

優希

80
再読です。アンの子供たちの時代へと物語は展開しているので、番外編と捉えてもいいかもしれません。ブライス家の子供たちならず、母を亡くした牧師館の子供たちも訪れる虹の谷。毎日優しくて良いなと思います。辛いことがあっても明るく乗り越えますしね。アンは母として少ししか出てきませんが、昔の空想好きの姿とは少し変わった印象を感じました。ゆったりとした風の中、のびのびと過ごす子供たちの姿が好ましかったです。2018/08/15

優希

63
アンシリーズの番外編のようですね。子供たちを主軸に物語は進み、アンは脇に徹底しています。メレディス家の子供たちの前には不幸な偶然が立ちふさがり、そこから何とか乗り越えようと奮闘している姿が愛しかったですね。知恵や勇気が伺えます。孤児メアリーも加わり、アンの子供たちの日々もまた変わってきたようです。アンは時々、「理解ある母親」として子供たちを支えていき、その姿に慈愛に満ちた理想の母親像を感じました。優しい風が吹く中での子供たちののびのびとした雰囲気が感じられ、とても好ましく思います。素敵なお話でした。2014/08/25

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