富士見ファンタジア文庫 SHI－NO -シノ- 支倉志乃の敗北

著者名：上月雨音【著者】/東条さかな【イラスト】

KADOKAWA（2014/12発売）

• ISBN：9784829164037

内容説明

絵画展を見に行ったことがきっかけで、僕と志乃ちゃんは山奥にある画家の屋敷に招待される。楽しいお泊まり旅行になるはずが、その夜、バラバラ殺人が！　いつになく事件に消極的な志乃ちゃんを僕は心配するのだが…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[U]

興味深い動機と真相。救われなさと、それゆえの後戻り出来ない決意、みたいな。なんというかこう、このシリーズは一貫して、深層意識の中で僅かなりとも罰と断罪を求めるようなところがある、ような気がする。でも反面、理解は求めていない、そうであるから究極的に罰すら振り払う。でも志乃はそれを突きつけるんだなあ。今回は違ったけれど。

2014/01/04

[ソラ]

【整理・再読】

2021/07/25

[ソラ]

【読メ登録以前読了作品】

2008/03/01

[ねこのみー]

第二部スタートの今回も志乃ちゃんは可愛いらしいのです。挿し絵で描かれる志乃ちゃんもだいぶ表情豊かになってきてるね。選択を誤らせるほどに大きくなった『僕』の存在は、志乃ちゃんにとって吉と出るか凶と出るか。続きが気になる。

2014/04/28

[hirayama46]

前巻からけっこう間が空いてしまいました。承前がやたらと長い構成になっていたのでなんだろう、と思ったら完全に本編ですね……。まあ別にいいのですが。しかし、志乃ちゃんは敗北したのかどうかは議論がわかれるところでありましょう。ミステリ的にはちょっと不完全燃焼なところもあったような。あとがきでも推理度は0と書いておりますが。これからの方向性的にそうなるのかな。

2014/07/15