内容説明
「僕」と志乃ちゃんが最悪の出会いを果たした連続殺人事件の模倣事件が再び起きた。事件の裏には一体何が!? 銃弾に倒れたキララ先輩のためにも、そして「僕」たちのためにも、真相に向き合わなくてはいけないんだ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
6
内容(「BOOK」データベースより) 僕らは、どうしようもなくひとりだ。でも、だからこそ誰かが必要なんだね。そんなことに、今更ながら気づいた僕だけれど、志乃ちゃんには最初から全部分かっていたことなのかな。僕らは決して一つになれないし、全てを分かりあうことなんて出来ない。だけど―。だからこそ、僕は君に思いを届け続けてみせるよ。志乃ちゃんと一緒に、いつまでも歩き続けていたいから。 2009/04/11
U
3
それでもひとは寂しがり、個人の外の他者を望む。なるほどなあ。痛みも残るけれど、不思議と爽やかな結末。でもきっと、あのひとの仕事を完遂するという目的さえそれを望む欲望で、その行為がすでにイモータル・ブレッドたる証左だった、んじゃないかなあ。なぜなら憎しみがあったから。綾瀬は完全なる殺害者だったけれど、どちらもまた切ない。傍にいる近過ぎる自己ではだめで、ふたりでひとりという意識は相手と共通しなかった。黒い怪物はどこまでも容量の尽きない優しい女の子だった。面白かったです。彼らの日常がずっと続きますように。2014/01/04
シズク
3
完結。テーマは自分と他人、人の繋がり、潜在的悪性といった所か。志乃の特性の根源と変化が語られている。人の繋がり、それを意識し伝えるためのツールの1つの言葉は不完全であることを示し人と人の間には乗り越えることができない断絶があることを表した。勉強したわけではないので想像でしかないが最終的な黒幕は性悪説をこじらせてしまったのではないかと思う。ただこじらせただけで元から異質な人ではなかったのではないかと想像する。事件の発起人は全く予想できなかった。最後の絵はかなり良かった。個人的には表紙絵を右上にずらしてほしい2011/04/20
dousite_K
3
普通人間の主人公と、犯罪者、そして志乃を通して、人間というものを見ていくようなお話だった。最終巻は特に志乃にスポットが当たるような形だったように思われた。人との絆、孤独の寂しさ。志乃ちゃんは小学生なのに、小難しいこと考えてるよなぁ。今更すぎるけど。何はともあれ、ラスト挿絵の志乃ちゃんの笑顔がかわいすぎて、やられた。2011/03/05
電柱
3
良い最終巻だった。黒幕の最後の台詞、「お前だって・・どこまで、許せる?」は話の展開と相まって結構心に響いた。それはさておき最後の中学生ver志乃ちゃんは反則だろ。2010/09/03
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