富士見ファンタジア文庫<br> マルタ・サギーは探偵ですか?5 探偵の堕天

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富士見ファンタジア文庫
マルタ・サギーは探偵ですか?5 探偵の堕天

  • ISBN:9784829163948

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内容説明

丸太がオスタスから蓑崎に戻されてから、7年が経った。カード戦争に復帰する手がかりを求めて、探偵事務所でアルバイト続ける丸太。絶望にも似た日々を送る中、ある人探しの依頼が舞い込んで……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かまかり

7
4巻読了後続きが気になり過ぎて、すぐ5巻に手出して4時間で読み切ってしまった。まさか渚が伏線だったとは…。巻を重ねる度にかっこよくなってたマルタだけど今回で一段と成長したと思う。7年は長い。蓑崎の人がいい人過ぎて泣ける。早紀ちゃんも森川さんも信もマルタを大事にしてるのがよく分かる。2012/03/17

ちー

5
痛々しい。この日々を、月日を考えただけで泣けてくる。なりたくなくても、大人にならざるを得なかった鷺井丸太。それが生まれ育った場所でなかったとしても、丸太にとってオスタスでの日々はかけがえのないものだったのだろう。 もちろん蓑崎で出会った人達も愛しくて、その人達と過ごす日々も大切な物になったであろう。けれど、『戻りたい』と願う丸太にとって、ルッツがいて、バーチがいて、マリアンナがいてジョセフ犬がいて…その他すべての人がいるオスタスが『居場所』なのだろう。…野梨原さんは、神のような超越者の存在を描くのが旨い。2012/05/21

まろりん

4
とんでもない引きの前巻からの続きですが。口絵を見ていて、ええ?ええええええ??とまず思い、読み始めてしばらくはなんでこんな展開?と思いながら読んでたんですが、最後まで読んで、全部色々な事がつながって、ひっくりかえって、マルタの選択への代償、重みに泣いた。この表紙とか、サブタイトルも含めて胸が痛い。簑崎のみんな…もう涙で何も見えないよ。容赦ないゆえに、それでもマルタが望んで手にしたもの。それに対するマルタの想い。それらを考えると、もう皆幸せにならないと絶対許さないんだから(泣)とまた涙目になってしまう。2014/06/14

お豆腐

4
うーん、切ない巻だった。オスタスを忘れられないからって蓑崎の人々と距離を置くマルタはずるいと思うけど、七年もの間心を占めているということは、マルタにとってそれだけオスタスが大事だったんだろうなあ。でも早紀さんに対する態度はどうかと思うよ!あと、人の死を無かったことにしちゃうのは、なんだかずるいなあ……。いや、バーチ大好きだから死んでほしくないけども。2012/05/02

りんご。

3
図書館本。 シリーズ五作目。 よく考えたら、本棚でも携帯でも時間にでも言えることなんですよね。 『何か新しいものを入れたいのならば、何か古いものを手放さなければならない』 夢をかなえるゾウのガネーシャの教えですけどね。 そんな当たり前のことを本書で突きつけられた感じがします。2021/07/27

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