内容説明
異世界の都市・オスタスで活躍中の名探偵マルタ・サギーとその好敵手である怪盗ドクトル・バーチは〈世界の成り立ちの秘密〉をめぐる戦いに巻き込まれていた。そんななか、バーチが突然別次元の世界に飛ばされて――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちー
4
バーチは本当にバーチだな、と。たとえ日本人の凡庸な顔であったとしても(失礼、マルタ)衣装やメイク、しぐさで可愛らしい女の子に化けれるなんて!たとえのっぺりとした平顔でも!(悪い、マルタ)。そして、紅茶のシーンでじーんときた。例え自分を裏切った相手であっても、追わなくてはならない相手であっても、最初に受け入れてくれて、飲ませてもらった紅茶の味を忘れることができないなんて。きっとリッツにとっても、酷い兄だけれども切り捨てれないんだ。誰にでも『他の誰にも代替が効かない誰か』がいるのだと、しんみりしてしまった。2012/05/20
お豆腐
4
リッツの思い描いた「すばらしい世界」がなんか切ない。蓑崎にもわりとすぐに慣れちゃうバーチさん素敵。器用だよなあ。伯爵とトリノアの過去話が読みたい。今後出てくるんだろうか。2012/04/29
かまかり
4
とりあえずバーチかわいい。女の子モードの破壊力。今回も2巻に続いて陛下のご登場がないのが残念。4巻に期待。あと、これまで短編集を飛ばして読んでいるのでそっちも楽しみ。ビクビクしながら毎日過ごしてたら勿体ないよね。そしてパンチラはまだか。2012/03/15
りんご。
3
図書館本。 シリーズ三作目。 バーチのメイン回と見せかけての、バーチのメイン回。2021/07/21
織田麻里
2
【B☆W】【再読】真珠を埋め込まれた伯爵の養女。バーチは、真珠を奪うと予告するが、マルタとバーチはカードの力で簑崎に飛ばされる。しかし、その場所はかりそめの場所で…この辺りから探偵と怪盗は手を組み、オルタスの敵と戦うように。/紅茶とパンケーキの味/埋め込まれた真珠の正体/2014/02/04