内容説明
彼の名前はマルタ・サギー。本当は少し違うけれど、オスタスに来てからはそう呼ばれている。職業は『名探偵』。けれど推理はしないし、できない。マルタにあるのは“事件を強制的に終結”させる力だけ。彼がその力を行使すると“世界の法則さえ捻じ曲げて事態が解決”してしまうのだ。「だってどんな世界でも働かなきゃ、生きていけないし。僕にできるのは『名探偵』だけだし」完璧な探偵であり、同時にまったく探偵でないマルタ・サギーは、如何にして『名探偵』になったのか? 彼の“秘匿されている”過去が、そして宿命の好敵手、怪盗ドクトル・バーチとの出会いの顛末が、今初めて明らかになる! マルタは、へらりと笑う。「不安なのは、どこでだって一緒だ。だから新しい世界で、僕はどんな僕になろうか考えたのさ」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
19
復刊の改稿部分が気になるので、先に再読(笑)。ストーリーも文章も挿絵も全部気に入ってて、今でもその気持ちは変わらないな~。2014/11/15
織田麻里
7
【B☆W】【再読】主人公が高校を中退し、教科書を焼く場面からはじまる。初読の時も、この場面の寄る辺ない感じが巧くて、主人公の立場や心持ちが、よくあらわれていたと思います。その後、偶然にも超常能力を持ったカードを所有することになり、異世界オルタスに行くのですが、普通の当たり前の親切が、砂漠のオアシスの様に彼の心に染みて…一昔前の作品ですが、今読んでも面白いです。(富士見ミステリ文庫って、まだあるのかしら)2014/02/03
つたもみじ
6
マルタ・サギーは名探偵だがミステリではない。何故ならカードを発動したと同時に事件は解決してしまうから。10年くらい前に3巻までだったかを読んでいたのだけど、知らぬ間に完結していたのでまた読んでみようかと。地の文での視点がコロコロ変わったり、文章自体が荒削りな感じで少々読みづらいけれど勢いが良い。マルタがガキで、青臭くて、甘っちょろくて、でもそこがいい。絵は前の方が好みではあったが、まあ何かの理由があったのだろう。気にせず次巻へ。2026/04/22
りんご。
6
図書館本。 シリーズ一作目。 少し情景描写が弱い気がして、読みにくかった。 そこを除けば、内容は可もなく不可もなくという感じ。 シリーズ二作目を一応読んでから、途中切りするかは考えようかと。2021/07/07
サエズリ割津
6
高校を中退した自堕落な主人公鷺井丸太はフラリと入ったコンビニで不思議なカードを手に入れる。そのカードは異世界で行われるカード戦争で使われるカードだった。名探偵のカード使いとなったマルタ・サギーこと鷺井丸太が異世界の町オスタスで事件を解決しない名探偵として活躍していく話。正直世界観とか立ち位置とかあんまり理解しきれなかった。アウレカっていう兄ちゃんは一体何だったんだ…。最終巻まで手元にあるので、ぼちぼち読んでいきます。2017/10/21
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