内容説明
グーグルでは、テスト関連の職種として、テスト担当ディレクター、テストエンジニアリングマネージャー、テストエンジニア、ソフトウェアエンジニアインテストという職種があり、それぞれが目指すビジョンを説明します。
また、「20%プロジェクト」、「20%ルール」によって、本来業務とは別の仕事が可能になっており、それによって社員が自身のキャリア開発を設計でき、人事の流動性がもたらされている実態が具体的に描写されています。本書は2012 Jolt Award of Booksの最終候補にノミネートされた書籍の1つです。
目次
第1章 グーグルのソフトウェアテストの世界へようこそ(品質≠テスト 職種 ほか)
第2章 SET(ソフトウェアエンジニアインテスト)(SETの生活 テストサーティファイド ほか)
第3章 TE(テストエンジニア)(ユーザーと向かい合うテスト TEの生活 ほか)
第4章 TEM(テストエンジニアリングマネージャー)(TEMの生活 プロジェクトと人の獲得 ほか)
第5章 グーグルのソフトウェアテストの未来(グーグルのプロセスの致命的な欠陥 SET(ソフトウェアエンジニアインテスト)の未来 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
59
Googleのソフトウェア品質を支えるテスターの仕事について詳しく紹介した本。「入力された文字列のaの数を数える」という単純なプログラムに対して、どれだけ深く多様な視点でテスト項目を列挙できるか、という例題を通じて、Googleのテスターが備えるべき資質を論じているのが興味深い。品質管理というと地味なイメージがあるが、Googleにかかるとテストがとてもクリエイティブに満ちた工程に見えてくるのは流石。テストで検証すべき項目別に「XXツアー」と名付けて、バグハンティングの旅行に見たてたりとか。2014/10/16
Luo Yang
2
2012年グーグルの赤裸々テスト事情本です。テストの位置づけとかそれぞれのプレイヤーの役割がダイナミックに変化していく様子がわかってとても興味深い。2014/08/24
ryonext
2
Google社内の話の分量が多かったのでTeamGeekと比べると参考になる話少なかった感じしましたが、読んで良かったです。2014/05/03
KimuraShinichi
2
グーグルのなかでも、テスターが開発者よりも一段低く見られがちだったり、テストなしでコミットされたりということがあるんだね。それでもその問題を克服する具体的な努力が取り組まれ、現に実を結びつつあったりもするんだね。そんなことが伝わってくる良い本でした。さまざまな試みをできるだけオープンに行おうとする人たち。そうした人たちを赦し奨励する社風。いいですね。2013/09/28
4545
2
翻訳なので少々読みにくいところがあるし、400ページ以上もあるので読むのは大変だったが、興味深い内容が多かった。「まえがき」は与太話が多いので、これから読む人はさらっと流すことをお薦めする。 スキルとやる気のある人間が集まっているグーグルで、テスターは少数派。品質はコードを書く人の責任になる。 「テストは、品質そのものではない。品質は最初から組み込まれていなければならないものであり、あとから付け足されるものあってはならない。だとすると、品質管理はデベロッパーの仕事だ。」だって、良いこと言うなぁ。2013/06/12
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