カフネ

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065350263
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。
やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。

法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。

内容説明

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添っている。法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。

著者等紹介

阿部暁子[アベアキコ]
岩手県出身。2008年『屋上ボーイズ』(応募時タイトルは「いつまでも」)で第17回ロマン大賞を受賞しデビュー。著書に『どこよりも遠い場所にいる君へ』『また君と出会う未来のために』『パラ・スター“Side百花”」「パラ・スター“Side宝良』“金環日蝕』『カラフル』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

834
『春彦。私にどうしてほしかったの?何を考えていたの? 問いかけたところで答えは返らない』。突然死した弟の春彦のことを思いながら、そんな彼が生前携わっていた『家事代行』のボランティアに携わっていく薫子の日常を描くこの作品。そこには、阿部暁子さんらしいどこまでも丁寧な描写で魅せる物語の姿がありました。『家事代行』の”お仕事小説”の側面も見せるこの作品。弟の死の裏側に隠されたまさかの物語が予想の数段上をいく展開を見せるこの作品。『一緒に生きよう』。そんな言葉の重みと優しさに心熱くする結末、素晴らしい作品でした。2025/04/13

しんごろ

758
薫子とせつな、生き方が不器用すぎる。自暴自棄の薫子、可愛げないせつな。共に辛い過去がある。薫子とせつな、急死した春彦のことで関わることがなければ水と油の関係。お互いに真っ直ぐで、ぶつかりながらも、尊重し惹かれ合う関係は、友達以上家族未満の関係だ。これが縁というものだ。辛い過去、納得しがたい矛盾を乗りこえて、二人には良い関係を保ってほしい。食を通して、優しくもあり切なくもある再生物語。それにしても阿部暁子作品には何度もウルッとさせられる。今作もラストシーンでウルッときた。【読んだ本登録1300冊目】2024/11/29

tetsubun1000mg

734
阿部さんの作品は高校生向きの印象でしたが、本作は41歳で願っていた子供もできずに夫から一方的に離婚を告げられた薫子が主人公。 しかも愛する弟が死んだ後に本人の遺言書が届き誕生日に高価なイアリングと元恋人へのプレゼントが送られてくる。 なぜか元恋人のせつなと組んで部屋の掃除と食事作りボランティアを始める。 食事と部屋の片づけが生きるためにいかに大切か、一人で生きる人には見守ってくれる人がいることが支えになることを気づかせてくれる。 今年の本屋大賞有力候補になるよう期待します。 ぜひ大ブレイクして欲しい作品。2024/08/07

ミカママ

679
タイトルの吸引力が最強。最初に聞いたときから耳から離れず、今回読メ&ブックウォーカーのポイントで読むことができたわけだが、作家さんのお名前知ったのは読了後だったという。初読み作家さんだったが、おそらく百戦錬磨の人生を送ってこられた方なのだろう。ニンゲン、知らないことは書けないものね。薫子の喪失(これがかなりパワフル)と再生の物語。ふたりの会話がめちゃくちゃ好みだ。どうか登場人物たち(元夫もいい人なのだ)の未来が明るいものであるように、と祈りつつ。2025/03/12

道楽モン

661
現在を生きる市井の人間が主人公であり、まさに今の時代が抱えている社会状況や価値観を土台にした、ミクロな人間関係のストーリー。100年後に本書が読み継がれ、生き残っているかなど判らないし、どうでも良い。少なくとも同じ時代を生きる我々に対して、さりげない勇気と希望を与えてくれる小説だ。大上段に構えず、等身大の悩みや絶望と戦う姿、支え合う関係、そんな人生の糧となる一冊。どの時代にもそういう小説が存在している。本書は2024年に発表された、その種の愛すべき一冊であることは間違いないと思う。希望こそが心の支えだ。2024/07/28

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