内容説明
十二世紀の中国、北宋末期。重税と暴政のために国は乱れ、民は困窮していた。その腐敗した政府を倒そうと、立ち上がった者たちがいた――。世直しへの強い志を胸に、漢(おとこ)たちは圧倒的な官軍に挑んでいく。地位を捨て、愛する者を失い、そして自らの命を懸けて闘う。彼らの熱き生きざまを刻む壮大な物語が、いま幕を開ける。第九回司馬遼太郎賞を受賞した世紀の傑作、待望の電子書籍版配信開始。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
396
ついに着手。いきなり最高潮のテンションで畳み掛けてくるのかと思っていたが、予想よりも静かに幕は開く。中盤までは核となる人物が定まらないまま、宋江が実際に登場するのも100ページあたりから。その登場シーンも実に平凡で変な脚色は一切ない。しかし、これだけの超有名作品がそのまま終わるはずもなく、私の場合は安道全登場あたりから徐々にのめり込み、林仲と白勝との脱獄場面からは貪るように読み進めた。これだけ登場人物の多い群像劇だと、自分の推しとなるキャラが誰になるかでスイッチの入るタイミングが変わってくるのだろう。2021/11/06
しんごろ
266
何年ぶりかに、読友さんに触発され、そして焚きつけられて再読(^^;)『水滸伝』を北方謙三さんが、解体してまったく別物の『水滸伝』となり、通称・北方水滸伝!やっぱり面白い(^^)豪傑のセリフがかっこいい!今回は林沖の悲しみを乗り越える姿に心を奪われて行きました。ラスト、宋江との再会には、再読なのに、やっぱり涙ぐみました(T_T)まだスタートしたばかり(^^;)北方水滸伝、再読なのでゆっくり読み進めます(^-^)2016/09/30
ehirano1
239
#とうとう手を付けてしまいました。#完走する前に当方が乾燥してしまいそう・・・#まだイントロですが登場人物既に多し!#役人の腐敗が隅々まで行き渡っていて、もはや『文化』。#高俅、お前の血お色は何色だーっ!#王進とその御母堂、当方の師匠になって下さい。#王進と林冲、強すぎてもはやチート!#鮑旭が王進の母に対して『母上』と言った時は涙が出ました。#酒饅頭の酒の意味を初めて知る(苦笑)。#あだ名が『短命二郎』とかかなり秀逸。#林冲の項がとても印象的。2019/12/08
Kircheis
188
★★★★★ 登場人物と舞台設定だけ借りて、あとはほぼ北方オリジナルの水滸伝。 序盤から怒涛のおもしろさ! まず、林冲にいきなりの悲劇。これが宋の悪逆ぶりと梁山泊の正当性を一気に印象付ける。 その後も、とにかく一巻は林冲の物語だった。2018/03/11
yun.88.yu
128
今回初めて水滸伝を読んだ。北方先生の力なのか、水滸伝の力なのかはわからないが、とても面白かった。水滸伝というと腐敗した国に対抗して、義士達が梁山泊軍を結成し、立ち向かうという話(というように記憶している)だが、1巻では梁山泊軍で有名となる人々が国と戦う決意をするまでの話だった。戦闘描写はあまりないが、それぞれの人物の活躍が描かれており、どのような人物なのかがよくわかった。特に物語の中心人物になりそうな林冲、魯智深の今後の活躍が気になる。2012/09/11
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