ガンガンコミックス ヴァンパイア十字界7巻

著者名：城平京【作】/木村有里【画】

スクウェア・エニックス（2016/03発売）

• ISBN：9784757517219

内容説明

【その真実は、あまりにもせつない。】
唯一の過去を知る女王アーデルハイト、遂にその長きに渡る封印が解かれる。そして今蘇る、時を越えた真実…!!　至高の王が下した決断とは一体…!?
(C)2005-2006 Kyo Shirodaira (C)2005-2006 Yuri Kimura

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[袖崎いたる]

お、おもしろい…。少女漫画っぽいチャラさを醸してたので、ヴァンパイアに惹かれて買いはしたが長らく積ん読だったのだけど、読んでみると三巻あたりからの求心力が強くて、おまえはまどマギかよ！とツッコミたくなる。予定調和的とも言えるがそんな意地の悪い読者は自分の腹黒さを嘆けば良い。赤バラはクールだし、ブリジットはリトルレディだし、世界はカオティックだしで、次巻まで楽しみすぎていちいち死にそうになってた小学生時代にこの作品を知らなかったのはむしろ幸いだったかもしれない。

2018/08/17

[秋山真琴]

そして明かされる究極的なまでに凄惨な真実。世界で一番優しい嘘つきは、ルルーシュだと思っていたけれど、ストラウスのそれも勝るとも劣らない。終盤、ストラウスがブリジットの名を呼ぶシーンでは、思わず涙してしまった。ところで、このシリーズの魅力の一端は問答のタイミングにあると思う。適度なテンポで謎が提示され、少しだけ間を置いて回答を示してから、また次の謎を提示する。だから、読むのを途中で止められない。

2009/07/11

[白義]

これはすごい。今まで思っていた像が全てひっくり返る真実。アーデルハイトとステラについては読めたがそのステラの正体まではさすがに読めなかった。そしてそれを理解した上でストラウスの圧倒的完璧超人っぷりに脱帽する。はかなく切ない物語と思いきや大器だらけの物語だ

2011/04/26

[柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中]

孤高のヴァンパイア王の真実、わかったと思ったらまだ裏が…どこまでも姿を見せない真実に次の巻を読まずにいられない。傑作なのに、どうして有名じゃないんだろう…

2011/02/16

[餅屋]

シリーズ７冊目、表紙は王と愛娘と女王？▲唯一の過去を知る女王、その長きに渡る封印が解かれ今蘇る…時を越えた真実…⁉王が下した決断とは…‼▼「太陽はもはや私を殺せない」セリフはカッコいいが…ビル屋上ポールのテッペンで羽根を広げて宣う姿がシュール…蚊蜻蛉か…。複数ランスに突き抜かれた処刑姿を思わせる。人間だが名探偵三佐の謎解きは見事！なんという引き‼まさか、これ以上、驚かされはしないだろうを見事に裏切られる…オドロキの引き…。様式美へと昇華している「オドロキの引き」そして次巻予告、メッチャ面白い（2006年）

2024/04/24