内容説明
ホームズとワトスンが初めて出会い、ベイカー街221Bに共同で部屋を借りた、記念すべき第1作。ワトスンへの第一声「あなた、アフガニスタンに行っていましたね?」は、ホームズが依頼人の過去を当てる推理のはしり。第一部はホームズたちの出会いから殺人事件解決まで。第二部は犯人の告白による物語で、米ユタ州からロンドンにいたる復讐劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yu
76
Kindleにて読了。シャーロックとワトソンの出会いのお話し。殺人事件の動機はすさまじい復讐心。途中のストーリーで、あれ?違う話にとんだ?って思うぐらい長くてびっくりした。2020/01/05
セウテス
69
〔再読〕ホームズとワトソンの名コンビが誕生する、記念すべき第一作です。このベイカー街から、全ては始まりました。第一部、空き家で発見された、外傷の無いアメリカ人の死体。壁に残された復讐の文字。捜査に乗り出したホームズ達に告げらる、第二の殺人事件。第二部、犯人の告白により、殺人に到るまでの背景が語られています。ドイル氏が得意だった歴史小説の感が強い。この様に事件が起こり犯人を逮捕したのち、その事件のルーツを語るパターンはホームズ作品の特徴でもあります。本作は推理物というよりも、探偵談を素直に楽しむ作品です。2015/04/01
KAZOO
65
新潮文庫の聖典よりもはるかに若い人にとっては読みやすくなっていると思います。私もシャーロッキアンでいくつかの訳者の異なるものを読んできましたが、今のところこれが一番だと感じます。ただ昔の訳者のほうが19世紀のイギリスの気分をよく出している感じがします。私も原書を持っているので自分で訳してみようかとも思っています。2014/05/18
aika
63
高校生の時に読んで以来、久々の再読です。魅せる小説だなあと感じます。名探偵ホームズと、助手ワトソンの有名な出逢いの場面は、わー!これだー!とワクワクしました笑 ふたりが最初に挑んだ事件には、あまりにも哀しい真実が隠されていて、第二部の犯人の独白にはやり切れない気持ちになります。現代の推理小説のように科学的というよりは、キャラクターが個性を光らせており、残虐な殺人を犯した犯人の苦渋など内面的な部分に焦点が当たっていて、人間的なものを感じます。緋色の研究、というタイトルの持つ響きの美しさが心地よくて好きです。2016/11/05
hiro
58
ホームズの全作品を再読しようとこの新訳ホームズ全集を読みだして先に短編集3冊を読んからこのホームズシリーズ第一作の『緋色の研究』を読んでみた。ホームズとワトスンが出会って名コンビが誕生するところを読むだけでも満足した。さらに全集を読んでいて常にこのシリーズが後世に残したものの大きさを感じるが、この作品でもホームズの名探偵ぶりをワトスンが描く第一部と、第三者の目線でなぜ犯人がこの事件を起こしたのかを描いた第二部という、その後の多くのミステリ作品でみることができる構成をみてもドイルの偉大さを感じた。2025/01/11
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