内容説明
月刊誌連載の前に書かれた長編第2作。事件のない退屈をコカイン注射で紛らすホームズという、ショッキングな幕開けから、ホームズの語る“推理の科学”、そしてメアリ・モースタン嬢の持ち込む不思議な事件へと、物語は興味深い展開をみせる。ベイカー街不正規隊(イレギュラーズ)の活躍、依頼人に惚れてしまうワトスン、アグラの財宝にまつわる話など、面白み満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おか
73
ホームズの長編2作目。あるうら若き女性が退屈でコカインで暇つぶししているホームズにとびっきりの事件を持ち込んだ。いつもながらのホームズとワトスンの活躍が始まる。4人の署名には驚くような意味が、、、う〜〜ん懐かしい世界!ホームズとワトスンみたいな二人が ここから全世界に広がっているんですよね でも やっぱりこの二人がベストカップルかなぁ(╹◡╹)そういえば ワトスンさん このうら若き女性ともカップルになるんだったかしら、、、笑2018/04/07
セウテス
68
【ガーディアン必読1000再読】「緋色の研究」に続く長編第2弾です。ホームズとワトソンの個性を確立した作品だと思う。犬のトービーを使って犯人を追跡するサスペンス感や、犯人が乗る船を追っての海上でのチェイスアクションと、推理ものと言うよりは冒険活劇の要素が多く描かれています。ホームズは案外活動的な探偵であったのだと、再確認する次第です。ワトソンの恋愛がすんなり成就してしまうのは、当時のホームズとワトソンの変な噂を、打ち消す為だったりするのだろうか。少年時に感じたハラハラドキドキは、今読んでも変わりなかった。2015/11/13
佐藤(Sato19601027)
57
日暮雅通さんの翻訳「新訳シャーロック・ホームズ」長編小説第2弾。ミステリ小説に冒険とロマンスを加えた傑作。ホームズの観察眼と推理力に加えて、犯人を追跡するアクションも見どころのひとつ。更に、ホームズの変装も名人級であることがわかる。一方、ワトスン博士は、事件を通してミス・モースタンと運命的な出会いをする。二人の距離が徐々に縮まっていく課程を自ら記録しているという構図も良い。そして、前作のように犯人の回想部分を加えることで、単なるミステリではなく、重厚感のある冒険小説としての仕上がり。とにかく面白い。2024/03/07
藤月はな(灯れ松明の火)
53
ロバート・ダウニー・Jr版ホームズを彷彿とさせるアクション活劇有りな宝探しが繰り広げられる今作。ワトソンと彼の妻となるメアリーとの出会いも描かれています。でもワトソンの結婚報告に面白くなさそうなホームズの姿に最近、復刊したパスティーユ小説(匂い系な)、『わが愛しのホームズ』を思い出して赤面しちゃう・・・。2015/05/25
hiro
51
シャーロック・ホームズシリーズの第二作も前作『緋色の研究』に続いて長編だった。昔読んだことがあるはずなのに、題名の『四つの署名』以外、内容は全く覚えていなかった。密室殺人、追跡劇、復讐劇、そしてワトスンとメアリ・モースタンの恋の話といろいろ楽しませてくれたが、再読してミステリーよりも最後の犯人の話が一番印象に残った。また、いきなりコカインを打つホームズの登場には驚くとともに時代を感じさせられた。次は内容も少し記憶に残っている残りの長編の『バスカヴィル家の犬』と『恐怖の谷』を読んでみようと思う。2025/02/09
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