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内容説明
小学校2年生の野々村輝は、父の転勤のため、東京から関西のとある町に引っ越してきた。輝の宝物は、買ってもらったばかりの自転車。ところが、この越してきた町は急で長い坂が異常に多く、自転車に乗っている子供などはいないらしい。自転車店も町に一軒だけで、その店「双葉双輪館」のおっちゃんでさえも「この町で自転車に乗ってる子供を見たのは5年ぶりだ」と言う。しかし、負けず嫌いで強情っぱりの輝は、この町の坂の中でも特にきつい「二番坂」、そして「一番坂」に挑む…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなほりふくろう
13
何年かぶりに再読したら思わず最後まで一気読み。弱虫ペダルも好きだけどこれはそれとはまた異質の、しかも非常に膨大な熱量を持つ作品。1巻の時点では、自転車が好きで坂が好きでひたむきで、まだ情熱という言葉で片づけられそうな。コース練終わって鳩村が自転車を木に立てかけるところを見て、輝「このひともチャリンコ好きなんやな、オレとおんなじなんやな」とつぶやくシーンが好き。2016/09/18
いくみ♪
11
何年かぶりに全巻再読。最初に読んだ頃は、自分がテルみたいにロードに乗って坂を攻めることになるなんて思いもしなかったなあ(笑)人生わからんもんだ。今読んだら、ロードレースの駆け引きやスリップストリームの考えがよくわかるので、さらに深く理解することができた。今読んでも、熱くて高いテンションの作品だなあ!坂巻れおなとか、ほかの作品ならただの悪役になりがちなキャラも、すごく魅力的に描かれているのが、曽田作品ならではって感じ。おもしろかった!2016/12/07
参謀
4
「め組の大吾」、「昴」、「capeta」の曽田正人の初期作。ロードレースを扱った漫画はいくつかありますが、自分としては2作目です。(超有名なあの作品はいずれ)作者は始めから感情の起伏を描くこと中心にしていたんですね。ただこの頃は顔芸が多いですけどwそれに後の作品に出てくるような姉御肌の女性もすでに確立できています。主人公テルがあまりしゃべらないのも変わった作品だと思いましたが、熱量はやはりすごいです。顔もすごいですけどw次巻から本格的にレース突入です。2016/10/08
elkcopoloc
4
Kindle期間限定無料版。前々からから読みたかった本!ロードレース漫画。熱い!2015/03/04
シガー&シュガー
4
ロードレースものならこれを読むべし、とのことで遅ればせながら読んでみました。時代を感じさせるベタなコメディタッチの中に普遍的な「勝利への闘志」が思いきり込められた作品。それにしてもテルはどうしてそこまで坂が好きなんだろう?(弱ペダのクライマーズもだけど) もうクライマーとは生れつくものなのでしょうか。生れつくものといえばエースのほうだと思いましたがクライマーも同じようなものなのだなと、テルの姿を見て思いました。高校生になり初めてのレースで日本のラルプ・デュエズに臨むテル。結果はどうなるのでしょうか。2014/10/30