海将(下)

個数:1
紙書籍版価格
¥733
  • 電子書籍
  • Reader

海将(下)

  • 著者名:白石一郎【著】
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 講談社(2012/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062646703

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

海を知り船を自在に操る小西行長は、豊臣秀吉の西国征服で重要な役割を果たす。だがその心のうちは、宇喜多家に仕えながら小西家の繁栄を願い、悩みに揺れていた。才智の男として歴史に名を残した行長の表と裏を丹念に描いた感動の歴史大作。吉川英治文学賞に輝いた海洋歴史小説の第一人者の筆が冴える(講談社文庫)。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TheWho

13
下巻に入り梟雄宇喜多直家の死、備中高松城の攻防中に織田信長の本能寺憤死による秀吉の中国大返しから山崎の戦い、清洲会議、織田家諸将の殲滅を経て、天下人に上り詰める秀吉の配下で、裏方ながら兵站と海軍力を認められ、海商から海将に変遷する小西行長が語られる。そして肥後半国24万石の大名と上り詰めた行で物語は終焉するが、後の小西行長の顛末を暗示させる様に怜悧に先の時代を見透かす結であった。ともあれ余り実像が知られていない小西行長を海のサムライ、海将として生き生きと描写した面白い作品です。2015/12/03

hiyu

6
読みやすい文章だけれどもなんだか物足りない。何故か何故かと考えてみたが、やはり主人公の影がはっきりと見えていない点にあるのではないか、そう感じた。心理描写が今一つであるが故、損しているような気もする。2017/02/07

はらぺこ

5
肥後南半国二十四万石の大名になるまでの話。なんか、自分は小西行長に魅力を感じなかった。2023/10/25

BIN

5
下巻は秀吉が天下統一前(北条戦前)で24万石の大名になるまで。前半は宇喜多家との橋渡し役といいつつももう堂々たる宇喜多の差配役な感じでした。本能寺以降は廻船業みたいなことでうだつが上がらない中、紀州攻めで海将としてついに本領発揮といきいきと描かれてました。肥後半国に封じられたのはあくまでも朝鮮への準備だったとはなるほどでした。この後の苦悩をどう描くかも見たかったが、ここで終わらせるのもありといえばありか。2016/01/21

Kemmel

3
[電子書籍] 小西行長が二十四万石の大名へ取りたてられるまでを描いた歴史長編。元が1年間の新聞連載だったため、大名へ取りたてられるまでの半生の物語となっているのが惜しいところ。行長が兵站の能力をかわれ一大名へと成り上がっていく描写はなかなか面白かったです(どうもあとがきに寄れば行長の前半生は記録が少ないようですが...)。ただ、商人として生きてきた弥九郎が武士としての覚悟をどのように決めたのか、もうちょっと心情描写が欲しかったかな。2015/07/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/469212
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす