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内容説明
ヒッタイト帝国の正式な皇太子にカイルが選ばれ、継承問題は解決したかにみえた。だが、ナキア皇太后は新たな陰謀を企てていた。ある日、元老院の議長の娘・ギュゼル姫が1人の子供を連れてやってくる。なんとそれはカイルの子だというのだ。本当だとすれば、息子・ジュダを帝位につけるというナキア皇太后の望みは遠くなるはず。陰謀の目的がつかめず不安な夕梨だが、そんな時、皇太后が密かに外国から毒薬を手に入れたことを知る。カイルが子供の問題で手間取っている間に皇太后は皇帝を暗殺し、罪をすべてカイルに着せようとしているのだ。なんとかして計画を阻止しようと、夕梨は単身、王宮へ急ぐのだが…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるる
18
【再読】黒い水って消化されないのね。不思議。2014/07/15
枯伍
15
皇太后の二重三重の罠。ジュダ連れてて本当に良かった…とも言い切れない展開に。前回女官になったウルスラがカッシュとくっついたりスパイ活動をしたりと頑張ってますが――皇帝暗殺の疑いをもたれたユーリ、アリンナへ逃走。内戦を防ぐためにさらに単身脱出することになる。カイルが皇帝になれるか否か、ここが正念場って感じですね。2017/10/30
いいちゃん
15
この万能な黒い水、どうかしてほしいもんだ。誰でも簡単に操れちゃって悪いことし放題じゃん。2016/03/26
こと
14
いつも思うのだけど皇太后の黒い水は一体何の成分なんだろうね~カイル皇子たち面々に飲ませたら話が早いと思うんだけど~皇太后の執念といい根性といいもう悪い魔女に近いわ2017/10/11
みやび
14
この巻はドキドキした、嫌な意味で。皇太后酷すぎる。もう、手段とか選んでいられなくなってる気がする。自分の子供ジュダにまで黒い水を飲ませるんだもん。あの三重の策略はすごい。ユーリ達がどう動くのかお見通しだ。ギュゼル姫のおかけで、悪事が暴けると思ったのに、甘くはなかった。これから、どうやってこの危機を乗り越えていくんだろう?2014/05/14