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内容説明
境ろう学校の始業式の日、重複障害児クラスに塩見という図工担当の若い教師が赴任してきた。生徒のひとり斉藤ゆり子は、塩見先生の顔を一目見るや興味を持ちはじめる。小さい頃からドラえもんが好きだったゆり子は、塩見先生の顔を見て本物ののび太がやって来たと思ったのだ。一方、早野先生たちは子供たちに色々な感情を知ってもらうために演劇の計画をたて、塩見先生に舞台美術を担当してもらうことにする(第1話)。▼片時も塩見先生の側を離れようとしないゆり子は、塩見先生をなくてはならない存在だと意識しはじめる。しかし塩見先生は急に父親が亡くなり、実家の酒屋を継がなくてはならなくなってしまった……(第2話)。▼実家に帰ることになった塩見先生は、ゆり子に「別れ」という概念を知ってもらいたいと思いはじめ、あらゆる方法で「淋しい」ということを教えようとする。だが、ゆり子にはまったく伝わらなかった。劇の中でならばそれが伝わるかもしれないと考えついた塩見先生は……(第3話)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
17
重いテーマではあります。近年生活事業所が増え、障害に対する理解も増えてきたようにも思いますが、偏見、差別がなくなった訳ではありません。この本の何人かの登場人物を現在に置き換えても、家庭の大変さは消えてはいないのだろうなと感じます。 2020/12/05
rokoroko
10
淋しいという感情がわからないゆりちゃん。ろうあでなくとも自分の感情を表現表出出来ない人は多いかもしれない2018/06/26
kentaro mori
1
「淋しいってこういう事なんだよ、ゆりちゃん!!/気持ちがつぶれて・・・/涙が出ちゃうんだよ・・・」2018/05/29
絵具巻
1
文京区立根津図書館で借りました。2015/07/30
踊れない人
0
図書館本。 迷子は、健常者でもある事だけど、耳がきこえない場合、一方通行の思いがあり。さがすのが大変だと思う。2016/02/18