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内容説明
田崎夫婦に圭子という女の子が誕生した。しかし発育が悪く、言葉らしい言葉を喋らない圭子に不安を抱いた母親は、2歳3か月になった圭子を医者に連れていくことにする。そこで圭子には知的障害と聴覚障害があると診断され……(第1話)。▼4歳になった圭子は、両親と共にろう学校の幼稚部に通い始める。同じクラスに清という少年がいたのだが、ある日ぱったりと登校しなくなってしまった。そして一週間後、再び幼稚部に現れた清と母親は……(第2話)。▼自分でスプーンを使って食事ができるようになった圭子。一方、清の家では、清を施設にいれようという話が持ち上がる。しかし夕焼けを見ようとしている清を見た母親は、もっと清と話をしてみたいという気持ちになる。その夜、家族で話し合い、清を施設には入れないと宣言する(第3話)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
284
障害を持った人が入る施設やそこにいる人の感情が剥き出しに出てきていて、良かった。2017/02/18
MOCCO
10
コミック。小説には小説、映画には映画、漫画には漫画の良いところがあると思っており、この本からは、漫画だからこそ伝わるものをビシビシと感じた。障害によるハンデがあると、実生活はどうなるのか、垣間見られた。考えるところの多い作品。2017/02/24
nob
9
大学レポートの題材。昭和40年代の重複障害者をテーマとしたマンガ作品。障害者のいる家庭の、周りからの支援がない苦痛がリアルに伝わってきた。非常に重いテーマだけど、最後は希望を持てる終わり方。著者によるあとがきも考えさせられる。2019/07/15
rokoroko
9
昭和40年代は差別もあからさまだったし、公式な対応がなかったのだなと思う。でもそんな中立ち上がる人がいたのか!2018/06/18
hyoshiok
8
障害を持った子供とその家族の物語。どんぐりの家とは障害者たちが運営する施設。昭和40年代に生まれた主人公の日々の生活が描かれている。読書会で紹介された。図書館本。読むのがちょっと辛かった。読後は悪くない。希望がある。2018/04/16