内容説明
東京屈指の進学校――秀麗学院高校にトップ入学してきたのは、天涯孤独の不破涼(ふわりょう)だった。涼は私生児で生まれ、そのたった一人の母親も、五年前に他界しており、今は、学院には極秘で、夜の高級クラブで生活を支える身の上だ。そんな涼を追いかけるようにして秀麗に入学してきたのは、同じ小・中学校出身の桜井悠里(ゆうり)だった。涼は、自分の素性を何もかも知っている悠里を疎(うと)ましく思うが、次第に、その素直で優しい心に動かされてゆく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
6
再読。2014年672冊め。2014/09/05
さゆりん@fumopuri
2
(と)久しぶりに少年物を読んだせいか、爽やかな読了感。 天涯孤独の涼。高校入学から一人で生きていこうと肩肘はっていた毎日。なに不自由なく幸せそうにしている級友が疎ましくて仕方ないけど、ホントはスゴく羨ましい。まだ15歳の男子なのに何故こんなに苦労をしなくてはいけないのか、読んでいて泣けてきた。でも頑張っている人の回りには、ちゃんと見ていて助けてくれる人もいるんだってこと、知ることが出来て良かった。2014/06/02
扉のこちら側
1
1998年に初読。2010/01/22
扉のこちら側
0
再読。2010/01/22
扉のこちら側
0
再読。2010/01/22