光文社文庫 迷犬ルパンの大売出し - 傑作ユーモア推理小説

著者名：辻真先

光文社（2014/01発売）

• ISBN：9784334721619
• NDC分類：913.6

内容説明

ものうい目、のったりした動作、一見茫洋としているが、意外にすばしっこく、頭も切れる。名犬ルパン。飼い主の朝日正義警視庁捜査一課刑事は、迷犬とうそぶくが、ルパンに与えてもらったヒントで、事件が解決に向かうこと、しばしばである。犬も歩けば、棒にあたる。ルパンが歩けば、泥棒に……難事件にあたる。おなじみ迷犬ルパンの名推理、大活躍。傑作短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[葉]

迷犬ルパンはシリーズ化されているらしい。飼い主は朝日正義警視庁捜査一課刑事である。朝日が女子中学生の豊満な体つきを見て、目を取られてルパンに吠えられて現実に戻るというお茶目な捜査一課の場面がある。ルパンが歩けば、泥棒にあたるとして、矢倉という強盗への対応や露天風呂、魔法の杖に登場するブスなどは実際にもいるような気がしてならない。

2016/06/04

[二分五厘]

1996.1.21