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内容説明
▼第四章/地球重態(12~24) ●登場人物/岬(日本の総理大臣)、アーサー・ヤング(アメリカ合衆国大統領)、マーサ・ゴーマン(アメリカ副大統領)、チキン・ジョージ(バイオ鳥肉のササミ細胞から誕生した天才科学者)、チキン・ルーシー(ルーシー/チキン・ジョージの遺伝子組み替えにより知能を発達させた鶏)、バーバラ(SOS30号/科学調査機関の特別隊員)、ローズ(経済界の最高位/グランド・マスター)、兼松博士兄(物理学者)、兼松博士弟(病理学者) ●あらすじ/岬総理を夥しい数の虫が襲ってきた。虫たちは互いに争いを始めていたが、すぐさま姿を消してしまった(第四章12)。▼各国首脳が集まり、アイスランドで行われることになった不老不死についての地球会議。実は、憂うべき地球の未来についてが話し合われていた。長い会議が終わり、涙を流しながら議場を後にした岬総理が帰路の飛行機の中で側近たちに語ったその会議の内容は……(第四章13,14)。▼繁野とチキン・ジョージが、ふたりの出会った東京ピラミッドのチキン培養室にいたところ、一人の女子研究者が不老不死実験の異常を訴えに現れた。不老不死の法則に従って再生を繰り返していた実験中の自分の細胞が、突然不気味な姿に変貌してしまったというのだ(第四章18,19)。 ●本巻の特徴/すでに終焉へと向かい始めた地球。アイスランドで行われた首脳会議で人類の生き残り策が決定する。会議中に各国首脳が懺悔する内容は、現代を生きる我々にとっても身につまされる。後半は、東京ピラミッド内で行われている不老不死実験の恐るべき結果、完成が待ちきれず狂気を帯びたローズの周辺についてが描かれる。 ●その他の登場人物/あやめ(岬総理の側近)、山川(岬総理の側近)、ジュウル(フランス大統領)、繁野良行(チキン・ジョージを発見した研究者)
感想・レビュー
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