内容説明
近代知性の花開くルネッサンスからバロックに至る華麗な時代。学生と尼僧、芸術家、インテリ、詩人と才女、貴族と泥棒、王と革命家など、そこに生きた様々な人々の思想や情熱、生活様式を探る。
目次
プロローグ 王政の双つの車輪
第二の文運の季節-文芸復興からバロックへ
プレシューズ、もしくは才女気質
恩寵と自由-ジャンセニスムをめぐって
貴族革命か、町民革命か
絶対王政の思春期
ヴェルサイユ宮殿-太陽王の威信と宮廷社交界
マリ・アントワネット哀歌
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
フェイ
2
正直微妙である。自分がタイトルから抱いた印象は王族と貴族の宴会模様だったが、実際はサロンの話が中盤に少し出てくるだけで、思想史が中心であり、その内容も同出版社の世界の歴史シリーズを先に読んだ程度で分かるものではない。また、話も飛び飛びで統一性がないこともわかりにくさを助長させている。 とはいえまったく得るモノがなかったわけではなく、この時代における貴婦人の活躍は興味深く読む事が出来た。また、参考文献を解説付きで載せているのも評価できる点である。2016/05/04
富士さん
1
再読。やっぱり微妙。ナントの勅令と国家理性の関係とか、ジャンセニスムの略歴とか、フロンドの乱の顛末とかあまり詳しく知らなかったことに触れてくれているのはいいですが、上流階級への言及に偏っている上、思想史に流れていて具体相の描写がほとんどなく、生活史ではないですね。最終章を何でつけたのかわからないのをはじめ、全体のまとまりが薄く、ブルボン朝社会史というなら、そこそこといった感じです。この時代への研究水準自体がこの程度なのかもしれませんが、名著が多いシリーズの中ではいまいちです。2016/05/02
きりまん次ゃ郎
0
舞台は近世フランス、対象は王侯貴族新興ブルジョア―中心なので、若干消化不良感が残る。2012/10/27
kei
0
文章が難しすぎてよくわかりませんでした。 こういう難しい本がスラスラ読めるようになりたい。。。
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