宮本武蔵(4)

個数:1
紙書籍版価格
¥809
  • 電子書籍
  • Reader

宮本武蔵(4)

  • 著者名:吉川英治【著】
  • 価格 ¥809(本体¥736)
  • 講談社(2015/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061965171

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

いまや、武蔵は吉岡一門の敵である。清十郎の弟・伝七郎が武蔵に叩きつけた果し状! 雪の舞い、血の散る蓮華王院。つづいて吉岡一門あげての第二の遺恨試合。一乗寺下り松に、吉岡門下の精鋭七十余人が、どっと武蔵を襲う。--「一回一回の原稿が出来上がるまでは、主人の気迫が反映して、私どもまで緊張につつまれる毎日」だったと、文子夫人は当時の著者を回想している。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

73
風の巻読了。小次郎に城太郎、本阿弥光悦に又八、そしてメインヒロインお杉と、キャラクターが立ってきて面白くなりました。一方でお通と武蔵は若干のベタベタ感が出てるかも。。。美少年、ちょい狂気という少年マンガで王道化する小次郎のキャラクターはオリジナルなのか、何かの影響関係が指摘できるのか、興味深いところです。2020/12/22

優希

72
武蔵の一本気なところが見えてきます。ストイックなだけではダメで、時には気持ちを緩めることも必要なのではないでしょうか。吉岡一門との戦いがメインで、お通との関係も描かれているのですが、吉野太夫の気遣いが印象に残ります。ただ1つだけではなく、支えも必要なこと。身にしみますね。2019/01/09

ともくん

66
ストイックなだけでは、駄目であると学んだ武蔵。 張り詰めているだけでは、ピンと張った糸は必ずいつかは、切れてしまう。 そうならない為にも、どこかで弛ませないとならない。 飴と鞭は、使いようである。2019/01/08

としちゃん

47
シリーズ第4巻。この巻は吉野太夫とお通、二人の女性が印象的です。特に吉野太夫が琵琶を切って中身を見せ、武蔵に生きていくのに必要な心構えを説くシーンは圧巻です。琵琶の様々な音色は中に渡した横木で決まる。横木は臓であり心でもある。ただ頑丈にまっすぐなだけではダメで真の音色をだすには横木の抑揚と弛みが必要。修行も同じで、時に心を解放する事も必要。極めるためには、ただストイックなだけではだめだという事でしょうか。一方、お通の武蔵に対する一途な純愛も胸を打ちます。でもこちらは、切なすぎて心が苦しい。 2017/11/30

Kiyoshi Utsugi

40
吉川英治の「宮本武蔵(四)」を読了しました。 四巻では、蓮華王院で行われた宮本武蔵と吉岡伝七郎との戦い、一乗寺下り松で行われた宮本武蔵と吉岡一門との対決までを描いています。 その中で、武蔵とお通が二人だけで話すところが、なんかよかったですね。剣では敵なしの武蔵も恋となると不器用なところが好感が持てます。 文庫本だと全八巻なので、ようやく折り返し地点まで来ました❗ 次の大きな対決は、巌流島で行われる佐々木小次郎との試合なんですが楽しみですね。😀2022/09/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/523335
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数8件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす