内容説明
大いなる野望を託して支倉常長をローマへ派遣した政宗。だが、頼みとするエスパニヤ艦隊の来援は遂に幻と消えた。焦燥にかられる政宗の目前で、難攻不落を誇った大坂城は崩れ落ち、戦火の中に豊臣家は滅ぶ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
38
秀頼の人物解釈と、想像していた以上にめちゃくちゃな大坂の陣の光景、そしてすべてを見切っていた家康が恐ろしい。最終巻へ。2015/10/13
浮草堂美奈
2
ついに大坂の陣! 相変わらず家康のカマセ犬っぽい伊達政宗。婿殿の扱いが大変な伊達政宗。五十になってようやく大人になる伊達政宗。カワイイ。2016/07/20
lily-hinax
2
一巻の破竹の勢いに比べると、以後の策士としての政宗はやや地味に映りますが、家を生き残した奴が偉いとすると、信玄、謙信、信長を越えるセンス、彼の真骨頂があったのでしょう。
水戸
2
ふぇー。終息するかと思いきや……続きが気になる終わり方! 秀頼が不憫で、淀君を見ているとモンスターペアレントとかヘリコプターペアレントて言葉を思い出した。家康も政宗も、とても人間臭くて私は好きです。忠輝の若さが、ほんと若気のいたりが過ぎてて、いるいる、こういう子、とか思った。小十郎のさりげない言葉が、すご悟りに感じられて、なるほど確かに、と深く頷きました。2014/06/19
よっ!
2
伊達政宗を生き生きと描いていて、山岡荘八の本は結構引き込まれる。これぐらい(6巻)あると読みごたえがあってよい。★★★★★2013/01/15