内容説明
新型コロナワクチンに見られるように特許権などの知的財産権をめぐる企業間売買や研究開発投資が活発化し、企業経営の重要なウエイトを占めてきている。それに伴い、ライセンサー/ライセンシー間の複雑な細かい法整備された国際取引について、本書は、ライセンス契約条文に和訳文も併記し、国際的な技術ライセンス契約に関わるリスクおよびその対処法を事例に基づき分かりやすく解説している。企業の法務・企画等に携わる実務家はもちろん、知的財産法の法律問題に関心を持つ法学者・法学生必読必携の一冊。
目次
第1章 国際技術ライセンス契約の機能と形態
第2章 国際技術ライセンス契約の交渉
第3章 ライセンス契約のリスクとリーガルプランニング
第4章 ライセンサーの義務のリスクとリーガルプランニング
第5章 ライセンシーの義務のリスクとリーガルプランニング
第6章 競争法による規制のリスクとリーガルプランニング
第7章 国際技術ライセンス契約の紛争解決
第8章 国際技術ライセンス契約関係の発展
著者等紹介
井原宏[イハラヒロシ]
京都大学法学部卒業、ケンブリッジ大学大学院比較法研究課程修了、住友化学法務部長、経営法友会代表幹事、筑波大学大学院教授(社会科学系)、筑波大学大学院ビジネス科学研究科長、明治学院大学法学部教授、明治学院大学学長補佐、弁護士、筑波大学監事を歴任。現在、国際取引法学会代表理事会長、筑波大学名誉教授、京都大学博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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