田中克彦セレクシヨン 言語学と言語学史篇<br> 国やぶれてもことばあり

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田中克彦セレクシヨン 言語学と言語学史篇
国やぶれてもことばあり

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  • サイズ B6判/ページ数 497p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787718228
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C1310

出版社内容情報

これまで埋もれていた半世紀にわたる執筆作品を自身でセレクトし、整理・編集した著作集の2冊目であるセレクシヨンⅡには、1963年~1998年の言語学に関する小篇、論文、講演録など32篇を収めた。
ここに収めた田中克彦の論考を通して、戦後日本の言語学の変遷を読み取ることができる。
特に日本語ではなく、国語と称されるに至った経緯やピジン・クレオール語、民族語についての論考は、現代の終わりの見えない民族対立について考えるきっかけになるだろう。

セレクシヨンⅡへのまえがき
第一部 一九六〇年代~一九七〇年代 
日本語を考える 
戦後日本における言語学の状況
言語観の再検討を 
論理学に対する現代言語学の立場 ―山田広行『論理学』をめぐって―
言語学と言語学的現実 
恥の日本語 
「読む」ことと「見る」こと 現代詩への一考察 
地域と言語 
「エッタ」を私はこう読んだ 

第二部 一九八〇年代
言語批判の視点 『国語の将来』『国語史』『標準語と方言』その他 
国語愛と教育のことば 
支配の装置としての学術語 社会科学用語のジャルゴン性を撃つ 
エスペラントを包囲する 言語学イデオロギー 
《本から本へ》クレオール くずれたフランス語の学び方
ヨーロッパと言語イデオロギー 
《講演録》社会言語学的にみた日本文化の気質 
《百科問答》外国語における「差別語」は? 
エスペラント百年に思う 
言語・エトノス・国家 
「影響」の影響力 
《講演録》「国際」の政治意味論

第三部 クレオールと多言語主義 
ピジン、クレオールが語る言語の本質 
書くことは自由か 
《講演録》ことばとエコロジー
《講演録》明治日本における「国語」の発見 
《講演録》一言語主義から多言語主義へ――フランス語の未来 
国語の形成 
《講演録》二一世紀の世界における日本語 
世界・日本・ローマ字 
人間にとってことばとは何か 
国語と国家語 
《講演録》ことばの環境と経済 

朝日新聞 2018/12/15 おすすめ 増田愛子


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田中克彦セレクションⅠ 自伝的小篇と読書ノート
カルメンの穴あきくつした

田中克彦セレクションⅡ 言語学と言語学史篇
国やぶれてもことばあり

田中克彦セレクションⅢ スターリン言語学から社会言語学へ
カナリヤは歌をわすれない

田中克彦セレクションⅣ モンゴルと中央アジア篇
はるけきモンゴル

内容説明

日本語を維持しているのは、ことばの物知りや達人ではない。日々、このことばなしではやって行けない大多数の人たちなのだ!言語学者・田中克彦の1963年~1998年の35年間の軌跡をたどる。

目次

第1部 一九六〇年代~一九七〇年代(日本語を考える;戦後日本における言語学の状況;言語観の再検討を ほか)
第2部 一九八〇年代(言語批判の視点―『国語の将来』『国語史』『標準語と方言』その他;国語愛と教育のことば;支配の装置としての学術語―社会科学用語のジャルゴン性を撃つ ほか)
第3部 クレオールと多言語主義(ピジン、クレオールが語る言語の本質;書くことは自由か;“講演録”ことばとエコロジー ほか)

著者等紹介

田中克彦[タナカカツヒコ]
1934年兵庫県生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科、一橋大学大学院社会学研究科、ボン大学哲学部・中央アジア言語文化研究所(フンボルト財団給費)でモンゴル学・言語学・民族学を学ぶ。一橋大学名誉教授。社会学博士。モンゴル国立大学名誉博士。2009年モンゴル国北極星勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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活字の旅遊人

26
田中克彦先生の自選論文集Ⅱ。もっとも有名で、影響を受けた『ことばと国家』を書かれた頃の関心・思考が色濃く出ている。新書はまだオブラートに包んだ表現だったか(笑)。国家による言語統制、使い手による言語選択、少数言語への差別、存亡の危機、生き残り策、、そして僕らの日本語に当てはめてみる。この令和にあっても鮮やかに響く。つまり、日本語を巡る状況は、少なくとも好転していないのだろう。文法や言葉の用法が段々(学校でならう)英語っぽくなっているな、という印象を20年ほど持ち続けているが、これが日本語の生き残る道か?2021/04/04

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