目次
第1部 報酬系が人を支配する(頭医者は不埓な夢を見る;報酬系という脳内装置がある;Cエレガンスは報酬の坂道を下っていく ほか)
第2部 報酬系の病理(射幸心という名の悪夢;嘘という名の快楽1;嘘という名の快楽2―「弱い嘘」つきは人間の本性に根差す ほか)
第3部 報酬系と幸せ(いろいろなハイがある;フロー体験の快楽;男と女の報酬系 ほか)
著者等紹介
岡野憲一郎[オカノケンイチロウ]
1982年東京大学医学部卒業、医学博士。1982~85年東京大学精神科病棟および外来部門にて研修。1986年パリ、ネッケル病院にフランス政府給費留学生として研修。1987年渡米、1989~93年オクラホマ大学精神科レジデント、メニンガー・クリニック精神科レジデント。1994年ショウニー郡精神衛生センター医長(トピーカ)、カンザスシティー精神分析協会員。2004年4月に帰国、国際医療福祉大学教授を経て、現職、京都大学大学院教育学研究科臨床心理実践学講座教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おおにし
23
脳の報酬系はややこしい。パチンコ好きの人の脳内ではフィーバーしたときより、もうちょっとでフィーバーしたであろうニアミス状態のときの方が大量にドーパミンが出るらしい。本人は負けてく悔しそうな顔をしているが脳は大きな快感を得ている。なので負け続けてもまたパチンコ屋に通ってしまうのだ。報酬系に支配されると大変なことになる。本書では報酬系を磨いて正しく幸せになる方法のアドバイスも書かれている。しかし簡単に快楽を得られる現代社会では我々が報酬系を鍛えることはとても難しい。2022/03/04
ATS
7
★☆☆3分の1ほど読んでやめた。冗長すぎて読むのがしんどくなる。内容が薄いのでなんやかんやくっつけてる感じ。2018/11/01
まぎぬん
2
面白い。口語調、エッセイ風の文章で、論理の厳密さや定義の明朗さなどには欠ける部分もあるが、それがかえって筆者の自由な論考を可能にしている。 何よりまず、ユーモア満載で、読むのが楽しくてしょうがなかった。2018/04/22