内容説明
シリーズ第2弾となる男の子編はユーゴスラヴィアのスポーツや建物・乗り物など最もユーゴノスタルジーを実感できる巻!サッカー・団地・車…男の子ゴコロくすぐる要素がギッシリ詰まったレトロフューチャーの国は民族共生の理念のもといかなるユートピアを思い描いていたのか?
目次
経済・産業(労働者自主管理の歩み―労働者のための分権化がもたらした光と影;最高額だったティトーのお札もインフレで無価値に―社会主義ユーゴを彩ったお金 ほか)
インフラ(高速道路―国土建設奉仕事業の一環;「青年鉄道」―子供達にただ働きさせて作らせた ほか)
乗りもの(ユーゴ45―アメリカにも輸出された社会主義ユーゴスラヴィアの「国民車」;ナンバープレート―知られざる国家のシンボル ほか)
スポーツ(ユーゴスラヴィアのスポーツ―国家を支える根幹の一つ;サッカー―ユーゴのナショナル・スポーツから各共和国のナショナル・スポーツへ ほか)
著者等紹介
百瀬亮司[モモセリョウジ]
1975年長野県松本市近郊に生まれる。京都大学文学部(現代史学)、東京大学大学院総合文化研究科(地域文化研究)修士課程を経て、同博士課程単位取得満期退学。現在、跡見学園女子大学兼任講師ほか。ユーゴスラヴィア紛争を契機に当地に関心を持ち始める。空爆後のベオグラードに2001年~2003年留学。研究分野は、欧州近現代史、東欧史学史、バルカン地域研究
亀田真澄[カメダマスミ]
1981年奈良県生まれ。東京大学文学部卒。同大学で修士課程(欧米系文化研究専攻)修了後、ザグレブ大学博士課程に2年間留学したのち、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学文学部助教。専門はロシア東欧におけるプロパガンダ表象
山崎信一[ヤマザキシンイチ]
1971年長野県松本市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得。1995年~1997年、紛争の時代のベオグラードに留学。現在、東京大学教養学部非常勤講師。ユーゴスラヴィアを中心とするバルカン地域の現代史を研究する傍ら、ユーゴスラヴィアとその継承諸国における大衆文化(特に大衆音楽)をまとめる作業も行っている
鈴木健太[スズキケンタ]
1980年名古屋市生まれ。東京外国語大学外国語学部(スペイン語専攻)卒。東京大学大学院総合文化研究科修士課程および博士課程(単位取得退学)、また2年半のベオグラード留学を経て、旧ユーゴスラヴィア地域を中心に東欧・バルカンの現代史/地域研究を専門とするようになる。現在、日本学術振興会特別研究員PD。研究の関心はとくにユーゴスラヴィアの解体における政治社会とナショナリズムの関係等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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